映画「ま」行

闘争の果てにあるものとは『マトリックス レボリューションズ』

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

マトリックス レボリューションズ』です

私は好き度:
オススメ度:
よくわかんないけどすごい度:
(星5つ満点)

https://www.youtube.com/watch?v=hMbexEPAOQI

「マトリックス・レボリューションズ」は「マトリックス」シリーズ3部作の最終章を飾る作品です。

前作「マトリックス・リローデッド」の公開日から5ヶ月後の2003年11月に世界同時に公開されました。

マトリックスシリーズのあらましを知りたい方はコチラをどうぞ!

 

前作の怒涛のラストから始まり、人類は存亡をかけた機械たちとの最終決戦へと向かうのだった。

モーフィアス、トリニティたちは壮絶な戦いを生き残ることができるのか。

昏睡状態のネオは蘇り、人類を救うことができるのか。

そしてスミスとの決着の時がやってくる。

その衝撃の結末は君自身の目で確かめてくれ!!

画像引用サイト:ワーナーミュージック

 

 

 

作品情報

公開日

2003年11月5日

製作国

アメリカ合衆国

上映時間

129分

スタッフ・キャスト

監督

ラリー・ウォシャウスキー

アンディ・ウォシャウスキー

脚本

ラリー・ウォシャウスキー

アンディ・ウォシャウスキー

製作

ジョエル・シルバー

出演者

キアヌ・リーブス

ローレンス・フィッシュバーン

キャリー・アン・モス

ヒューゴ・ウィーヴィング

モニカ・ベルッチ

ジェイダ・ピンケット・スミス

※預言者オラクル役を演じたグロリア・フォスター氏が糖尿病による合併症で亡くなったためメアリー・アリス氏が引き継いだ。

公式サイト

マトリックスレボリューションズ公式サイト

視聴可能動画サイト

 

あらすじ

ネオは未だ意識不明状態にあった。

プラグが刺さってないにもかかわらず、彼の脳波はマトリックス接続状態を示していた。

ネオの意識はマトリックスとソースとの境界に囚われていたのだ。

ネオの居場所をセラフから伝えられたトリニティたちはメロビンジアンの元へ乗り込み、ネオを解放させる。

現実に戻る前にネオはオラクルの元を訪問する。

オラクルはネオに、スミスはネオの反作用で生まれたものだと言い、ネオの力の源を説明し、

ネオがこれからのことをわからなければ「すべて」のモノの明日はないと伝える。

ネオが去った後、スミスが現れオラクルの未来予知能力ごと彼女を吸収してしまう。

ネオにはこれからなすべきことがわかっていた。

人類未踏の地、機械文明の中心地、マシンシティーへと行かなければならないことを。

誰もが反対する中、ネオはロゴス号に乗り、トリニティと共にマシンシティーへと向かうのだった。

しかし、その船にはスミスに乗っ取られたベインが忍び込んでいた。

そしてザイオンにはすべてを埋め尽くすほど大量の敵兵器群が迫っていた。

人類と機械、すべてのものの存亡を懸けた最後の戦いが始まろうとしていた──

画像引用サイト:シネマトゥデイ

マトリックスレボリューションズみどころ

最終盤のネオとスミスの雨の中での決闘は必見です!

すさまじい格闘シーンには感動すら覚えます。

マトリックス世界全体を飲み込むほど強大化したスミスにネオはどう立ち向かうのか、

戦いの結末には何が待ち受けるのか、ぜひ見てほしいです!

「愛」もこの映画ではかなり大事な要素となっています。

恋愛、家族愛、人類愛、そして機械にとっての愛。

「愛」というテーマにも着目してこの映画を見ていただいたらさらに深く理解できるかも知れません。

マシンシティーへと向かうネオたちの激闘と、ザイオンでの敵兵器との激戦もかなり熱いです。

機関銃撃ちまくり爆発しまくりで結構絶望的な物量差なんですが、生き残ろうと必死にもがく彼らの姿に手に汗握ること間違いなしです。

もし、この映画を見終わってもまだまだマトリックス世界に浸りたい!という方には「アニマトリックス」をオススメします。

「アニマトリックス」はマトリックス世界を深めるために監督自身や他のアニメ作家が制作したオムニバスアニメ作品です。

日本のアニメーターも多く参加しており、プロダクションIGも協力したそうです。

監督の「攻殻機動隊」へのリスペクト度合いが伺い知れます。

ネタバレ感想

 

好きな所

やはりネオとスミスの最終決戦には言及せずにはいられません。

雨の中、スミスとなった全マトリックス住民が両サイドで見守る前でネオとスミスが熱戦烈戦超激戦を繰り広げます。

もはやこれはドラゴンボールです(笑)

しかしスミスが強すぎる!

オラクルまで取り込んでますからね、最強ですよ・・・。

どうやって倒すのか全然わかりませんでした(汗)

取り込んだネオによって自壊するのも第一作を踏襲している感じがしますね。

最終的にネオとスミスは融合したというか調伏したって感じなんですかね?

それによってネオは世界を救って神の御許へ還っていったということなのでしょうか。

私はこの映画のテーマは「愛」だと思いました。

その「愛」も人類側だけではなく、機械側にも愛が芽生えていることが示唆されていて非常に興味深いです。

現実と虚構が曖昧になった世界で、何がバーチャルで何がリアルなのかわからなくなっても

「愛」だけが唯一信じられるものなのかも知れません。

デカルトの「我思う故に我あり」ではありませんが、たとえ作り物の世界だとしても「愛情」を感じたという事実は存在したはずなのですから。

ネオに愛されるヒロインの名前でもあるトリニティとはキリスト教の三位一体を意味しています。

三位一体は「神」「神の子」「聖霊」の3つが一体であるということを表しています。

この映画において三位一体とは何だったのでしょうか。

私は、神=アーキテクト、神の子=ネオ、そして聖霊はアーキテクトによって生み出され、

ネオによって覚醒したエージェント・スミスを表していたのかなと感じました。

ネオはスミスを鎮めることを条件にアーキテクトと契約を交わし、この世界に平和をもたらしたのです。

三位が一体となることでこの世界に福音がもたらされたのではないでしょうか。

また、ネオとアーキテクトとの約束はいわば人間と神との契約であり、この映画は新たな人類の新約聖書を描いていたのかも知れません。

私はこの映画の結末けっこう好きなんですよね。

ネオは死んでしまいましたが、その亡骸は神々しく扱われ、マトリックス世界には象徴的な朝日が訪れるという

ラストはこの世界の未来への希望が詰まった結末に感じられます。

画像引用サイト:シネマトゥデイ

気になった所

でもやっぱり主人公のネオが死んでしまったのは悲しいです。

トリニティも死んじゃったしネオも死んじゃって、これからの平和な世界を見ずにいなくなっちゃうの?って思っちゃいます。

あと、マトリックス世界はエージェント・スミスに好き放題させすぎでしょ!

ネオみたいなアノマリー(異常個体)を出しては世界をリセットしてるとか、意外とあの世界のシステム脆弱なんじゃ・・?

人類側も自ら乗り込んで戦うんじゃなくてコンピューターウイルス的なもので攻めたらもっと善戦できていたのかも?

それかEMPを量産して爆撃しまくったら攻略できたりして。

まぁそこまでの物量を用意する余裕もなかったってことでしょう。

画像引用サイト:シネマトゥデイ

・さいごに

「マトリックス」三部作はこれにて終了です。

虚構と現実の世界を行き来する作品は現在ではありふれたものになっています。

「アバター」や「レディ・プレイヤー1」もこの映画の延長線上にあると私は思います。

映像の進化とともにSF映画は進歩しますのでこれから先にどんなSF映画が待ち受けているのか楽しみでなりませんね!

 

そしてなんと「マトリックス」第4作目が2021年に公開予定とのことです!

18年の時を経て「マトリックス」の世界がどう進化しているのか気になって仕方がありません。

キアヌ・リーブスが続投するとのことですが、綺麗に終わったマトリックス三部作をどう続けるのか見ものです!

画像引用サイト:ワーナーブロス公式サイト

 

ラブ&ピース

それではみなさんまたお会いしましょう!