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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(ネタバレ後編)

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(ネタバレ後編)です

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(前編)皆様こんにちは、はまさんすーです 今回ご紹介するのは 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』です 私は好き度:★★★...

前編の記事「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(前編)」に引き続き、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」のご紹介を続けていきたいと思います!!

前編の記事を未読の方は是非、前編の紹介記事も目を通していただけると至上の喜びです!

この記事の目次(タップして読みたいところへ)

ここからはネタバレ注意!!

着々と進められるエヴァ初号機の発進準備。

シンジはエヴァの操縦席であるエントリープラグに乗り込み、そこにLCLと呼ばれる液体が注入される。

複雑な手順が踏まれた後、シンジが乗り込んだ初号機は射出口にエントリーされる。

冬月はゲンドウにこれでいいんだな?と確認を取り、ゲンドウは不敵な笑みを浮かべる。

ミサトの発進!の掛け声とともに地下の射出口から初号機が射出される。

地上に現れたエヴァ初号機。

ミサトは無線でシンジにまずは歩くことを念じるように指示を出す。

おぼつかない足取りで一歩踏み出すことに成功した初号機だったが、足がもつれて転倒してしまう。

顔を上げたシンジの眼前に使徒が迫る。

使徒は初号機の腕を持ち上げ、へし折ろうとする。

初号機とシンクロしているシンジは実際に自分の腕が折られているかのように感じ、激痛に身を悶えさせる。

使徒は初号機の腕をへし折った後、初号機の顔を掴みあげると、手のひらに格納していたパイルバンカーのような武器で

初号機の頭を貫こうと何度も攻撃をする。

あまりの痛さでシンジはなにもすることができない。

ミサトたちの指示は届かず、初号機の頭は使徒によって貫かれてしまう。

吹き飛ばされ、沈黙するエヴァ初号機。

シンジの生死も不明となり、完全に作戦失敗かと思われた矢先、初号機の目に光が宿る。

ナビゲーターからは完全に制御不能の報告が飛ぶ。

なぜか再起動をした初号機はおぞましい咆哮を上げる。

まさか暴走?と戦慄するミサトたちの後ろで勝ったなと勝利を確信する冬月とゲンドウ。

俊敏な機動で使徒へと走り迫る初号機。

使徒はATフィールドと呼ばれるバリアを展開し、攻撃を防ごうとするのだが、

初号機は自らもATフィールドを展開し、バリアを相殺する。

謎の復元力によって破壊された腕を再生させた初号機は使徒へと踊りかかる。

使徒の反撃のビームも防ぎきり、使徒に馬乗りになって滅多打ちにする初号機。

しかしその時、使徒は最後の反撃として初号機に掴みかかり自爆を図る。

巨大な爆発によって周囲は豪炎に包まれる。

唖然とするミサトたちは初号機の安否の確認を急ぐ。

爆心地を映すモニターには悠然と歩くエヴァ初号機の姿があった。

ミサトたちはあれがエヴァの本当の姿・・・、と慄くのだった。

自分が生まれる頃の夢を見ながらシンジは病室で目を覚ます。

シンジは病室の天井を見上げ「知らない天井だ」とつぶやくのだった。

なにもない空間に7つのモノリスのようなものが浮かんでいるところにゲンドウはいた。

ゼーレと書かれたそのモノリスたちはゲンドウに予言は規定通りに進みだしたことを確認していた。

ミサトは防護服に身を包み、赤い海に沈んだ初号機のサルベージを進めていた。

暴走した初号機の兵器としての信頼性のなさを一人嘆くミサトだった。

病院の廊下から窓の外を眺めるシンジの横を綾波が移送ベッドによって運ばれていく。

シンジは彼女になにも話しかけられないでいた。

ミサトとリツコと部下のマヤは爆心地上空を飛びながら街の様子を眺め、使徒を倒せたことで希望が紡がれたことを話す。

病院にシンジを迎えに来たミサトはシンジを自宅で預かることを勝手に決める。

コンビニで食料を買い込む際、シンジは地域住民がどんどん疎開していく話や、ネルフの評判や現状を聞き暗くなる。

自宅に戻る前、寄り道をするというミサトは見晴らしの良い山の麓へとシンジを案内する。

夕暮れ時、街中にサイレンが鳴り響き、地面のいたるところから地下へ格納されていたビル群がにょきにょきと生えていく。

驚くシンジにミサトは、これが使徒迎撃要塞都市、第3新東京市であること、そしてこれが君が守った街であるということを伝える。

ミサトの自宅であるマンションの一室の前でシンジはおずおずとお邪魔しますと言うのだが、

ミサトはこれからはあなたの家でもあるんだから言うことが違うでしょと伝える。

ただいま、と緊張して言うシンジにミサトはやさしくお帰りなさいと答えるのだった。

中に入り、めちゃくちゃ散らかった部屋にドン引きするシンジ。

レトルト食品でささやかな歓迎会を開く彼ら二人は、ぎこちないながらも家族のような関係を築いていこうとするのだった。

お風呂に入ろうとするシンジに目の前でペンギンがお風呂から上がってくる。

驚き、裸のままミサトに報告するシンジだったが、ミサトは落ち着いてそれは同居人の温泉ペンギンのペンペンだと説明する。

裸に気づいたシンジは赤面してお風呂に飛び込んでいくのだった。

破壊されたエヴァ零号機の実験施設の中でゲンドウはリツコと綾波や零号機、シンジの処遇について話していた。

シンジが現れてからの一連の流れに疑惑を持つミサトと、慣れない環境、知らない天井の部屋で不安を抱えながら横になるシンジ。

ミサトはそんなシンジにおやすみの挨拶とあなたは褒められることをしたのだと伝え、夜が更けていった。

中学生として街の中学校へ転入したシンジは、転入早々クラスメイトの鈴原トウジと相原ケンスケにいちゃもんを付けられ殴られる。

人に褒められることをしたはずなのに、乗りたくて乗ったわけじゃないのに理不尽な目に遭うシンジは戸惑いを隠せなかった。

エヴァシミュレーターの中でシンジはリツコにレクチャーされながら対使徒の訓練をしていた。

目標をセンターに入れてスイッチと虚ろな目をしながら訓練を続けるシンジの心境の変化を訝しがるリツコとミサトだった。

リツコとミサトはシンジの学校生活や家庭での様子を話していた。

ナイーブなシンジの扱いに苦慮するミサトにリツコはヤマアラシのジレンマを説明する。

いずれ大人になれば人との距離感もわかるようになるさとしみじみと言うミサトにそうなればいいわねと答えるリツコだった。

学校で孤立し、一人音楽をウォークマンで聞いているシンジの元に綾波レイが非常招集がかかったことを伝えに来た。

初めてレイに話しかけられたシンジはしばらく呆然とするのだった。

本部では新たな敵影が捉えられていた。

分析パターン青、完全に使徒だと断定するミサト。

使徒は今までに4体現れていたらしく、今回のは第5使徒と呼称されていた。

街中のビルを地下へと格納し、戦闘形態へと移行した第3新東京市。

迎撃準備を整え、民間人の避難が完了したことを確認するネルフ本部。

その頃地下の避難施設ではトウジとケンスケが密談を交わし、避難所を抜け出すことを画策していた。

軍事オタクのケンスケがエヴァと使徒をこの目で見たいといい出したせいであった。

シンジは初号機に乗り、地上へと射出される。

その様子をトウジとケンスケは丘の上から興奮気味に眺めていた。

装備したガトリングで使徒に猛攻を仕掛けるシンジだったが、爆煙のせいで使徒を見失ってしまう。

その隙を突き、使徒は両手のムチのような触手でエヴァに襲いかかる。

防戦一方となったシンジの初号機のエネルギー供給用のケーブルが使徒の攻撃によって切断されてしまう。

内部電源に切り替わったが、活動限界時間は5分というピンチに陥ってしまう。

使徒のムチによって投げ飛ばされた初号機は丘の上に落下する。

身を起こしたシンジは、エヴァの落下地点に逃げ遅れたトウジとケンスケがいるのを発見する。

恐怖に震える二人を尻目に使徒の容赦のない攻撃が襲いかかる。

ムチを両手で防いだ初号機だったが、トウジとケンスケを守るために身動きが取れなくなっていた。

ミサトは作戦の中断を決め、トウジとケンスケをエントリープラグの中に回収した後、退却するように彼らに命令する。

なんとかプラグ内に入った二人は必死で使徒と戦うシンジの姿に言葉を失う。

なんとか使徒を引き剥がしたシンジは退却するように命令するミサトの指示を無視し、ナイフを構えて使徒へと突撃するのだった。

逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだと自分に言い聞かせ、雄叫びを上げながら使徒へと迫るシンジ。

使徒の触手によって腹を貫かれながらもシンジは使徒のコア部分にナイフを突き立てるのだった。

迫る活動限界のタイムリミット、コアを刺されながらもいまだ沈黙しない使徒。

シンジは必死の形相で使徒にナイフを深く突き刺していく。

タイムリミットが0になろうかというその時、使徒は断末魔を上げ爆散したのだった。

と同時に電源が落ち沈黙する初号機。

シンジの命令違反に憤りを隠せないミサト、そしてプラグ内で疲れ果て肩で息をするシンジと

彼に言葉をかけられないでいるトウジとケンスケだった。

帰還したシンジはミサトになぜ命令を無視したのかと詰問をされていた。

シンジの投げやりな態度にミサトは激しく叱責しようとするのだが、シンジの表情を見たミサトはそれを取りやめ、彼に帰るように命令する。

憤懣やるかたないミサトは自分の頬を打つのであった。

ふさぎ込み、自暴自棄となったシンジは自宅へと帰らず、ネオンサイン光る町の中をさまよっていた。

ビルの隙間でダンボールで眠るシンジ、ミサトは自宅で一人彼の帰りを待つのであった。

翌日、学校を欠席したシンジの席を心配そうに見るトウジとケンスケ。

あてどなくさまようシンジは山のトンネルの向こうにまで足を伸ばしていた。

そこで道が分断されていることに気づいたシンジは、後ろを振り向きもういい、ミサトのところへ連れて行けと叫ぶ。

そこで突然照明が瞬きシンジを照らす。そこにはシンジを尾行していたネルフのガードマンたちがいたのだった。

ネルフ本部の勾留室に入れられたシンジの元をミサトが訪れ、気が済んだかと尋ねる。

そんなミサトにシンジはもうぼくに自由なんかないのだ、エヴァに乗るしかないのだと強弁する。

他人のことばかりを気にするシンジにミサトは苛立ちながら、人のことなんかどうでもいい、君はどうなのと問い詰める。

乗りたくなければネルフを出ていけばいい、好きにすればいいと言い放ち出ていくミサト。

司令室では冬月とゲンドウが会話をしていた。

お前の息子は予定通りの行動をしたという冬月にゲンドウはもう少しレイと接近させると答える。

14年前からのシナリオ、運命を仕組まれた子どもたちなどの謎めいた発言を残す彼らだった。

学校に登校したシンジにトウジとケンスケは自分を殴ってくれ、ケジメだからと頼む。

遠慮なくトウジを殴るシンジ。これで貸し借りなしのチャラだと笑うトウジに笑い返すシンジだった。

ネルフにてシンジはリツコに綾波の略歴を教えられていた。

そして父のゲンドウが綾波を危険を顧みずに助けたことを意外に思うのだった。

以前、起動実験で暴走した零号機に乗っていた綾波を救うためにゲンドウは自らを危険に晒しながらも必死に彼女を助けていたのだ。

その事実を振り返りながら零号機の再始動を危ぶむリツコとミサトだった。

シンジは初号機の調整でコックピットに乗っていた。

そんな彼の前で綾波とゲンドウが普段見せたことのない穏やかな表情で会話しているのをシンジは信じられないものを見た表情で驚く。

仕事が終わったあと、ミサトとリツコはバーで飲みながら、シンジがネルフに残ったことについて語っていた。

シンジが残った理由はおそらくゲンドウのためだろうと推測する彼女たち。

父親との確執、ミサトと同じねとつぶやくリツコ。

帰り際リツコはミサトにシンジ経由で新しいセキュリティカードをレイに渡すように頼む。

シンジはベッドに寝転びながら渡されたレイのセキュリティカードを眺めていた。

なぜレイとゲンドウはあんなに親しげなのだろうか、なぜ自分には笑ってくれないのだろうかと訝るシンジだった。

翌日レイのマンションを訪れたシンジは、インターフォンの応答がなく、鍵もかかっていないため、部屋の中へと入っていってしまう。

殺風景なレイの部屋のベッド脇にはヒビの入った眼鏡が大事そうに置かれていた。

何気なくその眼鏡をかけてしまったシンジの前に風呂上がりで裸のレイが現れる。

シンジに近づき、メガネを取ろうとするレイとシンジの体がもつれて彼らは転倒してしまう。

レイの下着をばらまきながら転倒しレイに覆いかぶさってしまったシンジは狼狽するのだが、

レイは落ち着き払った様子でシンジをどかせ、なにも気にすることなく着替えるのだった。

レイの胸の感触が忘れられないシンジは気が動転して自分がここにいた理由を説明できない。

そんな彼を置いてレイはさっさとネルフへと向かってしまうのだった。

シンジはなんとかレイに追いつき、彼女と気まずい通勤時間を過ごすのだった。

ネルフ本部前でなんとかレイにセキュリティカードを渡し、さっきのことを詫びるシンジだったがレイは意に介していない。

そんなレイにシンジはエヴァに乗ることが怖くないのか尋ねるのだったが、彼女は全く怖くないと答える。

レイは碇司令のことを信じられないの?と聞き返すがシンジはあんな父親信用できるわけ無いと返す。

それを聞いたレイはシンジの頬を平手打ちするのだった。

そして第3新東京市の上空に新たな敵の影が浮かぶ。

庵野監督が監督したTVアニメ「ふしぎの海のナディア」に出てくるブルーウォーターのような

色と形状をした物体が確認され、それが第6使徒と断定されたのだった。

迎撃するために地上に射出されたシンジを乗せたエヴァ初号機。

その瞬間、使徒内部に高エネルギー反応が感知され、使徒が複雑な形状へと変化し、その中心からビームが発射されたのだった。

そのビームは初号機の胸を貫き、シンジは激痛に悶える。

ミサトはすぐさま初号機の目の前に防護シールドを展開し、エヴァを回収しようとするのだが、

ビームの熱によってカタパルトが故障し回収できなくなってしまっていた。

形状をまた変化させ、さらなる高威力のビームを放出する使徒。

ビームの熱量によって高音になったコックピットの中でもがくシンジ。

ミサトは作戦の破棄を決定し、初号機のいる区画の地盤ごと破壊し初号機を回収することにしたのだった。

初号機が地下へと回収されると、使徒は攻撃をやめ形状をもとに戻したのだった。

初号機をなんとか回収した後に、集中治療室へと運ばれるシンジ。

使徒はネルフ直上の地上に到着すると、下部をドリルのような形状へと変化させ、ネルフ本部をドリルで直接狙うのだった。

ネルフ本部では緊急作戦会議が開かれ、敵の分析が行われていた。

第6使徒は一定距離内の敵をレーザーで自動排除する行動をとっており、直接攻撃はほぼ不可能。

そして敵のドリルがネルフに届くまでは残り10時間と試算された。

窮地に陥ったネルフだったが、ミサトは自分に腹案があるというのだった。

それは戦自研が極秘裏に開発していた大出力陽電子自走砲を徴発し、日本全土からその運用電力を集結し、

長射程から敵のコアをエヴァで狙撃するというものだった。

「ヤシマ作戦」と名付けられたその作戦に命運をかけるネルフ。

日本中に停電のアナウンスが流れる中、トウジとケンスケはある場所に電話をかけていた。

着々と作戦準備が進められる中、ミサトは作戦の要はエヴァのパイロットであるシンジが再び搭乗してくれるかどうかだと感じていた。

本部司令室でゲンドウは冬月にシンジの処遇について尋ねられていた。

ゲンドウはあくまでシンジを使い潰す腹づもりのようで、だめな場合はレイを運用することを考えていた。

ゲンドウはいかなる手段を用いてもあと8体の使徒を倒さなければならないとつぶやくのだった。

シンジは電車に乗っている夢を見ていた。

エヴァに乗るのが嫌だ、誰も褒めてくれない、なんで自分はここにいるのかと嘆く。

その正面には子供時代のシンジが座っていた。

なにか変わるかも、なにか良いことがあるかもとここに来たのに嫌な思いばかりだとつぶやくシンジに

いつの間にか傍らにたっていたレイがそうやって嫌なことから逃げて生きていくつもり?と問いかける。

なぜ生きていくのか、生きていてもしょうがない、エヴァに乗らない自分は必要とされていない。でもエヴァに乗ると・・・。

そこでシンジは目を覚ます。傍らには本を読むレイがいた。

ずっと見舞ってくれていたレイに驚くシンジ。

目覚めたシンジにレイは淡々と作戦概要を伝える。

レイにエヴァに乗ることがつらい、怖いと吐露するシンジ。

そんな彼にレイはそんなに嫌ならそこで寝てたら?初号機には私が乗ると言い捨てて出ていく。

綾波!と呼び止めるシンジに

「さよなら。」

とだけ残してレイは去っていった。

敵の攻撃がネルフ本部到達まで残り5時間を切っていた。

作戦準備が最終段階に入った頃、ビルの合間でうなだれるシンジの元をミサトが迎えに来ていた。

自分でここに残ると決めたのだから自分の仕事をまっとうしなさいと諭すミサトを

シンジはエヴァに乗ることが怖い、本部でのうのうとしているミサトさんたちはズルいとなじる。

ミサトはシンジの手を握ると、ついて来てと彼をネルフの最深部へと連れて行く。

そこには第2の使徒「リリス」が磔にされていた。

ミサトはこのリリスが人類が破滅するといわれているサードインパクトのトリガーだと説明し、

それを防ぐためにみんな自爆覚悟で命がけで戦っているんだとシンジに伝える。

シンジは一人ではない、みんな一緒に命を賭して戦っているというミサトの手を握りながら、

シンジはもう一度乗ってみますと約束するのだった。

作戦は砲手を担当する初号機と防御を担当する零号機に分担され、シンジの仕事は

自動でロックオンされた使徒のコアをタイミングよく狙撃することだった。

狙撃ポイントから動けないシンジを守るためにレイが搭乗する零号機がシールドを持って待機していた。

仮設更衣室でプラグスーツに着替えるシンジとレイ。

これで死ぬかも知れないねとレイに語りかけるシンジに、

「彼女はあなたは死なないわ、私が守るもの。」

と返し退出していく。

シンジは一人、ぼくに守る価値なんかないとつぶやくのだった。

着替え終わったシンジにミサトが伝言があるとボイスレコーダーを渡す。

そこにはトウジとケンスケからの激励のメッセージが入っていた。

そして、作戦の第1段階である大規模停電が始まる。

日本中から明かりが消え、周囲を暗闇が包む。

使徒だけが外部照明によって煌々と照らされていたのだった。

作戦開始を待つシンジはレイになぜエヴァに乗るのかと問う。

レイはそれだけがみんなとの絆であり、それ以外に私にはなにもないからと答えるのだった。

別々の機体へと乗り込もうとするシンジにレイは「さようなら」と声をかけ、搭乗していくのだった。

作戦開始時刻となり、初号機に乗り込んだシンジにミサトは乗ってくれてありがとうと伝える。

日本中から集められた電気エネルギーが陽電子砲へと集積される間、使徒の気を引くために散発的に攻撃が行われていく。

ビームで応戦する使徒の遠くで発射準備が急ピッチで進められ、ついに陽電子砲が充填完了状態となり撃鉄が起こされる。

静けさの中、シンジは人類を守る?なぜぼくなんだと自問を続けていた。

カウントダウンが進み、ミサトから発射の合図が出される。

コアをロックオンしたシンジは引き金を引き、陽電子砲が発射された。

陽電子砲の放ったビームは使徒のATフィールドを貫通し、コアを貫いたかのように見えた。

悲鳴を上げ、大量の血のような液体を流す使徒だったが、依然形状を保ったままだった。

外した!とミサトが叫んだ直後、形態変化した使徒からビームが放たれた。

その光線は初号機近くへと着弾し、恐ろしいほどの熱量は山が溶けていくほどだった。

凄まじい衝撃波で作戦本部全体が激しく揺れていた。

ミサトは直ちに現状確認をし、かろうじてもう一射いけるとの報告を受ける。

シンジにもう一度行くわよと伝えるミサトだったが、シンジは恐怖で体をすくめてしまい、恐慌状態へと陥っていた。

ゲンドウはシンジの更迭とレイとの乗り換えを通告するのだったが、ミサトはこれに反発する。

コックピットの中でシンジは恐怖に体を震わせながらも操縦桿を握ろうとしていた。

がんばれ!というトウジたちの声がシンジの頭の中で響く。

シンジは初号機をなんとか動かし陽電子砲を再び抱えあげるのだった。

自分の子供を信じて下さい、私は彼を信じますと進言するミサトにゲンドウはすべてを任せることを伝える。

ミサトはシンジへと日本中のエネルギーと希望を預けるわよと伝え、シンジはそれに確かな声ではい!と答えるのだった。

オートロックが使えなくなり、マニュアルで狙撃することになってしまっていたが、発射準備は迅速に行われていた。

使徒のドリルがネルフのすぐ上にまで到達しようかとしていたその時、再び使徒がビーム攻撃を放ってきたのだった。

やられたかと思われた初号機を守っていたのは盾を持った零号機だった。

苛烈な攻撃によって融解していく零号機の盾。

シンジは早く、早く・・!と陽電子砲の充填を待つ。

シンジの前で敵の攻撃にさらされ続けるレイの乗る零号機。

零号機の持つ盾はもうほとんどその意味をなしていないかに見えた。

その刹那、陽電子砲の充填が完了し、シンジの狙撃の照準も定まるのだった。

間髪入れずに放たれた第二射は使徒のビームをも押し返し、一直線に使徒のコアを貫いた。

一瞬の静寂。

次の瞬間、使徒は大きな悲鳴を上げ爆散していくのだった。

ジオフロントへも到達していた使徒の先端も破裂し、真っ赤な使徒の血の雨を降らしていた。

シンジはすぐさま初号機を操り、零号機からレイのいるエントリープラグを取り出す。

ビームによって熱され、もうもうと蒸気を上げるエントリープラグの緊急脱出口を手のやけども顧みずこじ開けるシンジ。

その様子は父ゲンドウがレイを救った瞬間に酷似していた。

中に入ったシンジはレイに大丈夫かと呼びかける。

レイはなんとか一命をとりとめていたようで、シンジの呼びかけによって目を覚ます。

ホッとしたシンジはレイに、自分にはなにもないなんて言うなよ、別れ際にさよならなんて寂しいこと言うなよと涙ながらに語る。

泣いているシンジに戸惑うレイは「こういう時どんな顔をすればいいのかわからないの」と伝える。

そんな彼女に、シンジは顔を上げ優しくこう答えるのだった。

「笑えばいいと思うよ。」と。

そのシンジの柔らかな表情にレイは不思議な感情を覚えるのだった。

その頃、一人の少年が月面で目を覚ましていた。

月の表面には赤いラインが引かれていた。

月面に置かれた9つの棺のうち、4つの棺はすでに開かれており、その少年は5つ目から目覚めたようであった。

そこにゼーレのモノリスが現れ、少年は分かっていると答える。

そのモノリスは死海文書外典は掟の書へと移行した、契約の時は近いと述べるのだった。

少年は眼下の地球を眺めながらこうつぶやくのだった。

「また3番目とはね、変わらないな君は。また逢える時が楽しみだよ、碇シンジくん」と。

そして流れる次回作の予告!

次回「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」!

さぁてこの次もサービスサービスゥ!

個人的感想

いやー、やっぱエヴァって面白いですねえ。

劇場版で更にヌルヌル動く豪華なアニメーションと、ミステリアスなストーリー、心の闇を覗かせるキャラたち。

こんなに濃密な物語が4部作の導入編に過ぎなくて、あと3つも残ってるなんて幸せなことですよねえ。

本作は概ねTVシリーズと同じシナリオをたどりましたが、端々に感じられる差異に視聴者は釘付け間違いなしです。

ゲンドウの語る14年前からのシナリオとは、死海文書の外典、掟の書とは一体何なのか。

海が赤くなっているのはなぜなのかとか、月に並ぶ棺はなんだとか、考察するところがありすぎて困りますね。

映画の最後でカヲルくんが出てきたところはたまげました。

もう出てくんのかよ!と、そしてそこからのTVしりーずを踏襲した次回予告でエヴァファンは相当盛り上がったことでしょう。

ミサトさんのサービスサービスぅがないとエヴァを見終わった気がしないですからね(笑)

大人になってエヴァを見返してみると、みんながみんな余裕ないな~って思えますね。

TVシリーズ当時の私も余裕なんかまったくなくテレビにかじりついて見てましたけどね(笑)

まぁ、いつ人類が滅んでもおかしくない世界だから余裕ないのは当たり前なんですけど・・・。

ネルフはパイロットのメンタルケアを軽視しすぎですよね。

専門のカウンセラーでも配置したらパイロットだけではなくミサトさんたちネルフ全員もうちょいギスギスしなくなるんじゃないですかね(笑)

まぁ、ネルフは人手不足なのでそのへんはご愛嬌ということで。

しかし、ミサトさんたちが年下になってしまったことに私は絶望しています。

1999年になっても世界の滅亡は訪れず、旧エヴァの舞台となった2015年にも使徒は訪れなかった世界。

私達は世紀末を乗り越え、新世紀を生きているわけで、テクノロジーは多少進歩しましたが人類は進化してないようです。

エヴァのテーマの一つとして、人と人の心の通わせ方、繋がりと言ったものが感じられますが、

世代を乗り越えた現代でもこんなにエヴァが受け入れられる背景にはそのテーマの普遍性と言ったものがあるのでしょう。

一大ムーブメントを起こしたヤマト、ガンダム、エヴァの共通点として、そのアニメーションの素晴らしさと共に、

キャラクターたちの心情をドラマチックに描いていたことが上げられると思います。

ヤマトでは感傷的に、ガンダムでは苦悩の末に、エヴァでは拒絶と受容の果てに。といった形で時代に合わせて表現されているのです。

旧劇エヴァの劇場公開当時のポスターには「みんな死んでしまえばいいのに」と大きく書かれていました。

それと同時期に公開された宮崎駿監督のもののけ姫のキャッチコピーは「生きろ。」だったのです。

そしてそれに反発したガンダムの富野監督が作ったブレンパワードのキャッチコピーは「頼まれなくったって、生きてやる」だったという。

時代を鋭敏に感じ取る巨匠たちが呼応したかのように刺激しあっているさまはファンにはたまらないですね。

そこから何年もたったあとに宮崎駿監督は「生きねば。」というキャッチコピーの風立ちぬを制作し、

庵野監督はエヴァンゲリオンを「リビルド」したという状況は当時のアニメファンに言ったらぶったまげる状況でしょうね。

これを見ずに死ねるかという作品があるということはとんでもなく幸せなことなんだなあと噛み締めながら

私も生きていこうと思います。

それではみなさんまたお会いしましょう。