皆様こんにちは、はまさんすーです
今回ご紹介するのは
『カメラを止めるな!』です
私は好き度:
オススメ度:
カメラが止まらない度:
(星5つ満点)
「カメラを止めるな!」は2017年公開の日本の映画です。
とある廃墟で行われていたゾンビ映画撮影で起きた様々な事件とそれに巻き込まれた人々の生き様が描かれています
略称は「カメ止め」
海外でのタイトルは「ONE CUT OF THE DEAD」
公開時のキャッチコピーは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」だったそうです。
監督の上田慎一郎氏にとっては初の長編映画。
予算300万円のインディーズ映画ながら、SNSや口コミの効果で全国公開へと拡大し、結果的に30億円以上の興行成績を収めました。
②https://eiga.com/movie/88047/gallery/11/
カメラを止めるな!作品情報
公開日
2017年11月4日(先行公開)
2018年6月23日
製作国
日本
上映時間
96分
スタッフ・キャスト
監督
上田慎一郎
脚本
上田慎一郎
原作
和田亮一
上田慎一郎
出演者
濱津隆之
真魚
しゅはまはるみ
長屋和彰
細井学
市原洋
公式サイト
VOD可能サイト
カメラを止めるな!あらすじ
とある郊外の廃墟でゾンビものの自主制作映画の撮影が行われていた。
その建物はかつて日本軍が死者を蘇らせる実験をしていたといういわくつきのものであった。
遅々として進まない撮影に監督はイラつき、主演の女優に本物の恐怖が足りないと怒りをぶつける。
監督は狂気に取り憑かれたように出ていってしまう。
彼は建物の屋上に血糊で禁忌の模様を描いてしまうのだった。
カメラマンが血まみれのゾンビとなり撮影クルーを襲い出す。
他のスタッフもどんどんゾンビとなり主演の女優たちを襲い始めてしまう。
狂った監督は逃げ惑う女優たちをハンディカメラで撮影しながら追いかけ始める。
惨劇の坩堝と化した撮影現場は一体どうなってしまうのか──。
画像引用サイト:映画.com
カメラを止めるな!みどころ
キャッチコピーにもある通り、この映画は2度始まります。
途中まではどこかで見たようなホラー映画の展開が進みますが、後半に入るとその中身はガラッと変わるのです。
そこからがこの映画の真骨頂です。
前半のホラー映画パートが見事な前フリとなって後半の怒涛の展開が生きてくるのです。
そこまで是非見てほしいです!
私も途中まではよくある映画なのかなと思ってみてたら後半のギアチェンジには舌を巻きました。
このときにこんな事が起こっていたのかというパズルのピースがハマっていくような気持ちよさがある映画です。
ラストも非常に爽快感のある終わり方で見終わった後、非常に気分が良かったです。
登場人物たちもどんどん魅力的になっていきますし、応援したくなる人達ばかりです。
海外でも高評価を得ていて、「ショーン・オブ・ザ・デッド以来の最高のゾンビコメディ」とも評されています。
娯楽映画として非常に完成度の高い映画です!
画像引用サイト:映画.com
カメラを止めるな!ネタバレ感想
好きな所
後半、ゾンビ映画撮影中の騒動の裏側が明らかになっていくところは最高に痛快でしたね。
私が好きなのはアル中のカメラマンの人です。
中年男性の悲哀が凝縮されたようなキャラで誘惑に負けて酒を飲んでしまうんですが、
最終的に丸く収まってくれてよかったです。
神経質な音声の人も良かったですね。
飲み水を指定したり色々問題を起こす要素プンプンの役で、案の定トラブルを巻き起こしてしまうんですが
ああいう人がいないと盛り上がらないですからね(笑)
なにより監督役のおっさんが素晴らしいです。
鳴かず飛ばずな監督人生だけど、仕事に対する生真面目さが溢れ出しててすごい応援したくなる人柄で、
この映画を大団円に導いた本当の主人公に、人生の主人公になった感じが感動すら覚えます。
それを見てきた妻と娘もいい仕事してましたね。
まさにみんなが積み上げてきたものが結実した、みんなで映画は作ってるんだ!というエンディングが最高に爽快でした。
エンディングで流れるメイキングのメイキングもすごい楽しそうで見ていて嬉しくなっちゃいますね。
映画って作るの本当に大変なんだな。でも、すっごいやりがいのある楽しいものなんだなってのが伝わってきて
映画好きとして見ていてジーンとする素晴らしい映画だと思いました。
画像引用サイト:映画.com
気になる所
癖のあるキャラが集まりすぎでしょ(笑)
こんな人ばっかだったらそりゃ映画撮影がうまく行かないよ!
プロデューサーも男女もいい加減だったりして業界の人ってそうなの?!って思っちゃいます(笑)
画像引用サイト:映画.com
さいごに
ワンカット撮影ってほんとに大変なんでしょうね。
これを見ると「1917 命をかけた伝令」もめちゃくちゃ大変だったんでなぁと思えます。
https://dekoi.xsrv.jp/movie/a-line-movies/%e3%80%8e1917-%e5%91%bd%e3%82%92%e3%81%8b%e3%81%91%e3%81%9f%e4%bc%9d%e4%bb%a4%e3%80%8f-%e5%89%8d%e7%b7%a8%e3%83%af%e3%83%b3%e3%82%ab%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%ae%e6%88%a6%e5%a0%b4%e3%82%92%e9%a7%86/
そこに生まれる悲喜劇を見事に素晴らしい娯楽に昇華させた本作は単なる楽屋落ちに収まらない
新たな映画の側面を描いてくれたのではないでしょうか。
どんどんこういう意欲的な実験作が生まれていってほしいです。
そして日本の映画のさらなる繁栄を願います。
画像引用サイト:映画.com
カメラのフレームの外には情熱が詰まっていた。
それではみなさんまたお会いしましょう!