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サカサマボーイミーツガール『サカサマのパテマ』感想&レビュー

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

サカサマのパテマ』です

私は好き度:
オススメ度:
天地無用度:

(星5つ満点)

 

 

この作品は2013年に公開された、「イブの時間」で好評を得た吉浦康裕監督による、

サイエンス・ファンタジーのアニメ作品です。

皆さんは高いところから落ちる夢を見たことがありますか?

階段や、ビルの上から落ち、胃液が逆流するような浮遊感の中、

地面に体がぶつかる直前に目が覚める。

起きた体にはびっしょりと汗がまとわりつき、心がざわついたまま、

自分がしっかりと地に足をつけていることに安堵する。

高所から落下するというのは、人間が、生物が、本能的に恐怖を感じる現象です。

私達は普段、空を仰ぎ見ながら、地面に足をつけて生活を送っています。

では、もし、その世界が急に逆さまになったとしたら?

もし、仰ぎ見るだけであった空に落ちていってしまう世界になったとしたら?

この物語は、そんな、天地が逆転してしまう世界が舞台となっています

画像引用サイト:スタジオ六花

 

 

 

サカサマのパテマ作品情報

公開日

2013年11月9日

製作国

日本

上映時間

99分

スタッフ・キャスト

監督

吉浦康裕

脚本

吉浦康裕

原作

吉浦康裕

出演者

藤井ゆきよ

岡本信彦

大畑伸太郎

ふくまつ進紗

加藤将之

安元洋貴

内田真礼

制作

アスミック・エース/スタジオリッカ

公式サイト

スタジオ六花サイト

AsmicAceサイト

視聴可能動画サイト

 

 

 

サカサマのパテマあらすじ

地底に住む少女、パテマは探検が好き。

日々、立ち入り禁止区域に足を運んでは、お目付け役のジィに怒られる日々を送っていた。

彼女の心の中にはかつて、行方不明になった冒険家、ラゴスとの思い出が去来する。

彼は、まだ見ぬ世界を求めて旅立ち、行方知らずとなってしまっていたのだ。

友人のポルタには、禁止区域にはコウモリ人間が出てくるぞ。と脅されるが、

彼女はそんなものを気にしない。

そんなある日、再び禁止区域へと踏み入った彼女の眼前に、噂のコウモリ人間が出現する。

驚いた彼女は、足を踏み外し、はるかな地底へと落下してしまうのだった。

一方、地上世界は、「アイガ」という組織によって、秩序正しく管理運営されていた。

そこに暮らす少年、エイジは、昔、空を目指し、その道半ば、事故によって亡くなった、

自らの父を思い出していた。

ぼんやりと空を見上げていた彼の前に、崖の下からパテマが「落ちて」くる。

全く違う世界に生きる彼ら二人が出会ったことによって、

この世界全体を揺るがす物語が、今、始まるのであった。

 

 

サカサマのパテマみどころ

このアニメの見どころはなんと言っても、その浮遊感です。

地面が上になったり、空が上になったりすることで、今、私達の見ている世界は

どっちが上なんだっけ?と、なること請け合いです。

また、重力が反転しているパテマとエイジが触れ合うことで相殺されていく

重量感の表現は素晴らしいものがあります。

そして、最初はとても脆そうで、か細いものに感じられ、

まるで蜘蛛の糸のようにも思えた、二人の繋がれた手が、

物語が進行していくに従い、しっかりと結ばれ、強固なものへとなっていき、

見てて安心感すら覚えるようになるさまは、

二人の絆が確かなものへとなっていくことと繋がっており、唸らされるものがありました。

画像引用サイト:シネマトゥデイ

 

 

 

サカサマのパテマネタバレ感想

好きな所

ストーリーとしては王道のボーイミーツものなんですが、陳腐さを感じさせないのは

世界観がちゃんと練られているおかげですね。

良いアニメーションというのは嘘をつくのが上手いのです。

架空の世界、架空の人たちがどのように存在し、この世界とどう繋がり、

どう違うのかをそんなに説明せずとも納得させてしまうのが上手いのです。

嘘を付くことに必死になってしまうと、観客はうんざりしてしまうものです。

観客に想像の余地を与えながら、その世界へと入り込ませることに

このアニメは成功しています。

終盤、世界の本当の秘密が明らかになるところには驚かされました。

途中まではまぁ予想の範疇で、どうやってこれ解決するのかなと思ってたら、

最期の最期にさらに裏を書いてくるっていうのにはおぉっと声を上げたくなるほどです。

その仕組みによって敵を打倒するのは本当に爽快です。

王道のボーイミーツガールあり、世界のギミックありの見ていて楽しい作品でした。

画像引用サイト:スタジオ六花

 

 

 

気になった所

この作品の弱い点としては、場面転換の多さが挙げられます。

そのシーンを暗転で飛ばさずにもうちょっとワンショットで

見せて欲しいという場面が少しありました。

また、劇場版オリジナルアニメなのでしょうがない面もありますが、

脇役の肉付け、特に悪役の魅力の無さがあります。

この悪役がどうしてこんなやつになったかの動機づけと言うか、

こいつなんでこんな権力持ってるんだよという理由付けの無さがちょっと残念でした。

でもまぁ、そんなものは些末事に過ぎません。

この物語の主眼は主人公二人の活躍なのであり、その描写は見事に

描かれているのですから。

画像引用サイト:映画.com

サカサマのパテマさいごに

この映画には、かなりのひねりが加えられており、結構驚くポイントがあります。

私の予想はかなり裏切られました。(笑)

なので、今回はネタバレ無しなのをご了承くださいませ。

天地が行ったり来たりする世界で、あなたの思考もきっと宙ぶらりんとなることでしょう。

物語の行く末はあなたご自身の目でお確かめください。

画像引用サイト:映画.com

それではみなさんまたお会いしましょう!