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過去は選べない、未来は選べる 『ハッピー・デス・デイ 2U』 (原題:Happy Death Day 2U)

この記事の画像引用サイト:映画.com
いつもありがとうございます!

皆様こんにちは、はまさんすーです
今回ご紹介するのは

ハッピー・デス・デイ 2U 』です!

私は好き度
オススメ度
もはやホラーじゃない度
(星5つ満点)

 

あのベビーマスクの殺人鬼が帰ってきた!

ツリーの戦いはまだ終わってなかった!?

ブラムハウスが手掛ける新感覚タイムループホラー「ハッピー・デス・デイ」が
スケールアップして帰ってきた!

今日は残りの人生の最初の日 『ハッピー・デス・デイ』 (原題:Happy Death Day)ハッピー・デス・デイの映画の「見どころ」「気になる点」などを完全個人主観で書いています。ハッピー・デス・デイを見たことある人もない人も是非一度ご覧ください!...

本作はアメリカで2019年に公開されたホラー映画です。
前作「ハッピー・デス・デイ」の続編となる本作は、キャストもスタッフもそのままに製作されました。

舞台は前作が解決した直後から始まり、謎も死に様も何もかもが大幅にトンデモナイことになっていきます。

ハッピー・デス・デイ2Uの作品情報

公開日

2019年7月12日

上映時間

100分

スタッフ・キャスト

監督

クリストファー・B・ランドン

脚本

クリストファー・B・ランドン

製作

ジェイソン・ブラム

出演者

ジェシカ・ローテ
イズラエル・ブルサード
ルビー・モディーン
レイチェル・マシューズ
ファイ・ヴ
スラージ・シャルマ
サラ・ヤーキン
スティーヴ・ジシス

公式サイト

https://www.universalpictures.jp/micro/happydeathday

VOD可能サイト

 

ハッピー・デス・デイ2Uのあらすじ

9月19日の月曜日、ライアンは自分の車の中で目を覚ます。

目覚めたばかりでおぼつかない足取りで学生寮の自室へ戻ると、そこでルームメイトのカーターとその彼女のツリーがいちゃついてるところに遭遇してしまう。

部屋を追い出されたライアンは、大学の自分の研究室へ向い研究仲間のサマールとドレーとともに量子反応装置の実験の結果を検証することにした。

ところがそこに学部長がやってきて実験の中止と装置の没収を彼らに通告する。

その装置のせいで何度も大学が停電の騒ぎに陥ってしまっていたのだ。

学部長に説教され、仲間もしれっと逃走をしてしまい独り落ち込むライアン。

するとライアンのスマホに奇妙な写真が送りつけられてくる。

ライアンは近くにいるものの悪戯だと思い、棟内を調べに行く。

使われてない実験室に入り込んだライアンの肩を急に何者かが叩く。

そこには友人のサマールがチュロスを持って立っていた。

飛び上がって驚いたライアンだったが、友人の姿に安堵する。

しかし、その瞬間ベビーマスクを被った人間が現れ、サマールを刺し殺す。

そしてライアンも何も抵抗できずに殺されてしまうのであった。

ライアンが目を覚ますとそこは自分の車の中だった。

ライアンは殺されたはずの9月19日の朝を再び繰り返しているのだ。

混乱したライアンは寮の自室にいるツリーとカーターに、自分が今デジャヴを感じていること、まるで同じ日を繰り返している気がすることを伝える。

タイムループの先輩であるツリーはすぐにその反応にピンとくる。

ツリーとカーターはライアンから詳しく事情を聞くことにするのだった。

その話の中でツリーはライアンの量子反応装置が全ての元凶ではないかと推測する。

ループを何とかするには量子反応装置をなんとかしなければならないと判断した彼らだったが、
ライアンが死ぬのもなんとかしなければならない。

ライアンを保護するために彼らはバスケットの試合の観戦に向かう。

木を隠すのなら森の中、人を隠すのなら人混みの中と考えたのだ。

しかし、試合中に突然警報が鳴り出し、観客の避難を促すアナウンスが流れる。

避難の混雑でツリーたちとはぐれてしまったライアンの目の前にベビーマスクを被った人間が現れる。

必死に逃げ惑うライアンだったが、倉庫の中でベビーマスクに捕まってしまう。

ライアンが殺される!となったその時、ツリーが助けに入る。

ツリーは見事にベビーマスクを殴り倒し、捕縛することに成功する。

捕まえたベビーマスクの仮面を剥がすと、なんとそいつの正体は・・・・!

ここからツリーの最悪の一日が再び幕を開けるのであった──。

ハッピー・デス・デイ2Uのみどころ

私はこの映画を見る前はあんなにキレイに終わった映画の続編なんてどうせ蛇足でしょ?
と侮っていました。

しかし、この映画を鑑賞した後、その認識は大いに間違っていたと痛感させられました。

この映画は前作で最大の謎であった、なぜタイムループが発生したのか?そしてそれをどうするべきか、について焦点が当てられています。

そしてそれを何とかするために再びツリーが破茶滅茶な目に合うのですが、そのどれもが前作からパワーアップしているのです。

それに合わせてツリーのハッチャケぶりも、個性も全てが余すとこなく爆発していて観ていて爽快です。

そしてツリーの過去への本当の決別が観られて、私は普通に感動しました。

正直言って、こんな映画でうるうるさせられるなんて思ってもみなかったです(笑)

覚悟決まった人間がホラーに出るとこんな感じなんだなと思ってみてみましょう!

前作を観てない方は今作を見る前に絶対に見たほうがいいです。

今日は残りの人生の最初の日 『ハッピー・デス・デイ』 (原題:Happy Death Day)ハッピー・デス・デイの映画の「見どころ」「気になる点」などを完全個人主観で書いています。ハッピー・デス・デイを見たことある人もない人も是非一度ご覧ください!...

前作を観た方も前作を見た後になるべく間髪をいれず今作を観たほうがいいです。

前作好きには最高のファンムービーとなっています。

前作、今作を観終わった後には、登場するキャラ全員に愛着を持つこと間違いなしです。

ハッピー・デス・デイ2Uのネタバレ感想

好きな所

この映画はもはやホラーではないです。

ホラーではないのですが、そんなことはどうでも良くなってしまうほど面白かったです。

確かに鮮烈さや、インパクトでは前作のほうが上です。

しかし、個人的な好みで言えば私は今作のほうが好きになってしまいました。

ツリーが自分の母親と真の意味でお別れを果たすところは本当に不覚にも感動してしまいました。

前作と今作を通じて、キャラクターたちにも更に愛着がわきました。

ツリーやカーターは言わずもがな、前作ではメチャクチャ端役だったライアンが一気に好感度ランキング急上昇です。

ライアン役を演じたファイ・ヴさんにはこれからも頑張っていってほしいです。

そして地味に好きなキャラが、ダニエルの浮気相手の男です。

ワンシーンでしか出てこないんですが、その頭の悪さには拍手を贈りたいです。

前作であれほど狂気を振りまいていたトゥームズもすっかり雑魚キャラになってしまって、それもツリーのレベルアップを感じさせてくれていいですよね。

そしてクライマックスのツリーとカーターの蛍光灯が弾ける中でのキスシーンがめちゃくちゃドラマチックで見とれてしまいました。

序盤の量子反応装置の起動シークエンスもスローモーションが効果的に使われててかっこよかったです。

今作は本当に色々と映像効果をふんだんに使っていてそれも良かったですよね。

ただ、カーターとダニエルがキスしている目の前にツリーが投身自殺するシーンは合成丸出しで笑ってしまいましたが。

ツリーのレベルアップ具合も凄まじいですよね。

戦闘技術もそうですが、量子反応装置を正しく使うための数式を全て頭に叩き込んで身につけるとか

常人にはできないですよ(笑)

最後にベビーマスクの男の正体を見破ったところも推理力が上がりすぎでしょ!

いつの間に犯人に気づいてたんだよ!

今作はあらゆる意味で前作の裏をかくというか、前作で手の届かなかった部分に気持ちの良い結末を与えている部分が素晴らしいです。

そしてラストも物語の広がりを感じさせる締めくくりで、私は次回作も観たくなりました。

ぜひこの設定を生かして次回作も作っていただきたいです!

気になった所

ダニエルがかわいそうすぎます(笑)

前作ラストではチョコレートドリンクを頭にぶっかけられるわ、今作では最後の最後で装置の実験台にされちゃうわで一番の被害者なのでは?

並行世界のダニエルけっこう好きなんですけどね(笑)

チャリティーに本気出してたり、盲目を装って鍵を奪取する活躍を見せたりしてくれたんですが

結局浮気してましたからね・・・。

ビッチなせいであんな目に遭うなんて因果応報にしてはちょっとかわいそうです(笑)

あと、前作から引き続き、ツリーの体に蓄積したダメージはどうなってるんですかね?

ループを解いたら回復したんでしょうか?

まぁ、ハッピーエンドだから良しとしますか!

それと、序盤に出てきた二人目のライアンはどこ行ったんでしょうか?

彼はなぜ並行世界に飛ばされてあんな状況に陥ってしまっていたのか、もうちょっと詳しく知りたかったです。

ループ解いたら消えたってことは、世界が全て正常に戻ったからライアンも消えて元通りに戻ったってことなんですかね?

まぁ、ハッピーエンドだから良しとしますか!

選択の時

未来には無限の可能性が広がっている。

よく聞く言葉ですが、私達はそれを実感することは殆ど無いのではないでしょうか?

しかし、過去を振り返ってみると、ああすればよかった。あれをしなければよかった。

と後悔や自責の念に溢れかえっています。

後悔のない生き方をしている!という人はそれに気づいていない、あるいは過去を振り返ろうとしない人だと私は思います。

私達は一体今までいくつの選択肢を諦めてきたのでしょうか。

私達自身が自覚していないものまで含めたらそれこそ無限に広がっているのでしょう。

日々の生活に追われ、選択の時が来たとしてもそれは流れる時の中に過ぎ去ってしまいます。

あり得なかった可能性。あり得たはずの未来。

過去に横たわる無限の可能性の中から選び出された結果が、今のあなたなのです。

今の自分に不満がある方も、満足している方もいることでしょう。

しかし、まずは今を生きる自分を祝福しましょう。

最悪の選択をしていたのなら、自分は今この世に存在しないはずなのですから。

ハッピーエンドに向かえる選択肢はいくつもないのかもしれません。

さぁ、皆さんが無限の可能性の中から選び取る未来はどうなることでしょう。

どんな未来だとしてもそれはそれで良いものだと言えるのではないでしょうか。

いろんな人生があるからこそ世界は面白いのですから。

あー、早くタイムマシーン完成しね〜かな〜!

それでは皆さんまたお会いしましょう!