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オタクは世界を救う「ピクセル」

この記事の画像引用サイト:映画.com
いつもありがとうございます

皆様こんにちは、はまさんすーです
今回ご紹介するのは

ピクセル』です!

私は好き度:☆☆☆☆
オススメ度:☆☆☆☆
ゲーマってすごい度:☆☆☆☆☆
(星5つ満点)

レトロゲーム ✕ 最新VFX = ハイテンションSFバトル!!

アーケードゲーム世代に直撃の最高の映画がやってきた!

地球の存亡をかけて今こそオタクよ立ち上がれ!

「ピクセル」は2015年に公開されたアメリカのSF映画です。

監督には「グレムリン」や「グーニーズ」などの脚本や「ナイトミュージアム」などのファミリー向け大衆映画を監督してきたクリス・コロンバス。

子供の頃の冒険は宝物『グーニーズ』 感想&レビューグーニーズの映画の「見どころ」「気になる点」などを完全個人主観で書いています。グーニーズを見たことある人もない人も是非一度ご覧ください!...
主演はコメディ映画界の雄、アダム・サンドラー。

いわゆるレトロゲームの姿で襲いに来たエイリアンと、主人公たちが地球の存亡をかけて戦う物語が描かれています。

②https://eiga.com/movie/80679/gallery/2/

ピクセルの作品情報

公開日
2015年9月12日

上映時間
105分

スタッフ・キャスト
監督
クリス・コロンバス
脚本
ティム・ハーリヒー
ティモシー・ダウリング
原作
パトリック・ジャン
「ピクセル」
出演者
アダム・サンドラー
ケヴィン・ジェームズ
ミシェル・モナハン
ピーター・ディンクレイジ
ジョシュ・ギャッド
ブライアン・コックス
アシュレイ・ベンソン
ジェーン・クラコウスキー
音楽
ヘンリー・ジャックマン
主題歌
「Game on(feat.Good Charlotte)]」/Waka Flocka Flame(アメリカ)
「8ビットボーイズ」/三戸なつめ(日本)

公式サイト
https://www.sonypictures.jp/he/969297

VOD可能サイト
AmazonPrime

(有料)
Hulu
無し

ピクセルのあらすじ

1982年のアメリカ。
サムは友人のウィルを連れ立って新規オープンした最新のゲームセンターへと足を運ぶ。

そこには見たこともないような最新ゲーム機が立ち並び、ワクワクとドキドキが詰まった夢のような場所だった。

サムはそこでゲームの才能が開花し、あらゆるゲームでハイスコアを叩き出してしまう。

ウィルはサムの才能に驚き、彼にゲームの世界大会へ出場することを勧める。

かくして世界大会に出場したウィル。

この大会には全米中からゲームの凄腕が集まり、各ゲームのハイスコアを競うというものだった。

その様子は録画され、友好のメッセージとして宇宙に発信されるとのこと。

そんな大会でサムを待ち受けていたのは「ドージョークエスト」というビデオゲームのヒロイン、レディ・リサに見惚れる友達のいない男の子ラドローと

「ファイヤーブラスター」ことエディという男だった。

順調に大会を勝ち進み、決勝までたどり着いたサム。

決勝はサムとエディの一騎打ちとなった。

その競技は「ドンキーコング」

勝負は白熱し、激闘の様相を呈していた。

そして決着の時が来た。

最後の最後、ドンキーコングを打倒しポリーンを救い出していたのはエディだった。

サムはすんでのところでエディに負けてしまったのだ。

悔しさでその場を抜け出すサムに親友のウィルは、お前はいつかビッグになって世界中をひっくり返す男になれると励ますのだった。

それから時は経ち、サムとウィルはおじさんになっていた。

サムはオタック電器のしがない技術者に、ウィルはなんと大統領になっていた。

お互いに近況を報告し、ウィルはサムをなんとか奮起させようと発破をかけるのだが、すっかりしょぼくれてしまったサムには暖簾に腕押し。

逆にウィルの不人気具合を揶揄されてしまうのだった。

その頃、グアムのアンダーセン空軍基地が突如として謎の攻撃を受ける。

その攻撃を受けたあらゆる物質が立方体状のブロック(ピクセル)に変換され、バラバラに分解されてしまうのだ。

一方、サムはオタック電器業者として仕事に向かっていた。

家のテレビとゲーム環境のセッティングを依頼され、向かった先は離婚したばかりのシングルマザーの家だった。

その家の子供であるマティが言うには、ママはパパを若いピラティスインストラクターに寝取られてしまったとのこと。

作業を終えたサムはサインをもらおうと、母親を探すのだが彼女は家のクローゼットに引きこもって悲しみに飲んだくれてしまっていた。

彼女の愚痴を聞くうちにサムと彼女はいい雰囲気になるのだが、サムが彼女にキスをしようとした矢先、拒絶されてしまう。

雰囲気をぶち壊されたサムは彼女に嫌味を言いながら帰るのだが、そこにウィルからの電話が来る。

ウィルは今すぐ大統領官邸にサムを呼びつける。

こうしてレトロゲームオタク、サムの地球の存亡をかけたゲームがスタートするのだった──。

ピクセルのみどころ

80年代にゲームセンターに足を運んだ事がある人達にとってはたまらない内容の映画となっています。

当時見たゲームのキャラクターたちが所狭しと飛び回り、街中で暴れまわるのですから、あの頃ゲーム漬けだった人たちの頭の中が具現化したようなものです。

出てくるゲームキャラクターたちも日本では馴染みのないものもありますが、その多くが日本でもヒットしていたものばかりです。

ここでその登場したゲームを紹介いたしますと、

・ドンキーコング(任天堂)
・ギャラガ(ナムコ)
・センチピード (ATARI)
・パックマン(ナムコ)
・アステロイド(ATARI)
・スペースインベーダー(タイトー)
・Qバート(ゴットリーブ)
・テトリス
・ディグダグ(ナムコ)
・ダックハント(任天堂)
・フロッガー(コナミ)
・ペーパーボーイ(ATARI)
・アルカノイド(タイトー)
・スマーフ(ベルギー生まれのキャラクター)
・バーガータイム(データイースト)
・マックス・ヘッドルーム(イギリスの音楽番組のバーチャル司会者)
・ロボトロン2084(Williams)
・ジャウスト(Wiiliams)
・ディフェンダー(Williams)
・ブレイクアウト(ATARI)
・ミサイル・コマンド(ATARI)
・ドージョークエスト(ソニーが映画に合わせて製作したスマホゲーム)

という錚々たるメンツです。

これらのキャラクターたちを探しているだけで映画がすぐに終わってしまうほどです。

また、日本語吹替版ではその声優たちも見どころの一つです。

柳沢慎吾、渡辺直美、神谷明、玄田哲章、山寺宏一、沢城みゆきとこちらもすごいメンバーが揃っています。

主役のサム役の柳沢慎吾には賛否ある方もいると思いますが、私個人としては大いに楽しめました。

本来の底抜けに明るい柳沢慎吾さんのイメージとは違った抑えめの演技が中心で、私は最初彼が吹き替えをしているとはわかりませんでした。

神谷明さんも彼の持ち味をふんだんに生かした演技で非常に見ていて楽しかったです。

ぜひ、吹き替えに抵抗のない方であれば日本語吹き替え版で見られることもオススメします!

ピクセルのネタバレ感想

好きな所

冒頭の昔のゲーセンの描写がいいですよね。

夢が詰まったような場所で、ゲーセンに入った瞬間別世界に入ったような感覚を覚えます。

そこでゲーム機の筐体の横につけられたノートにメモを書き残していたのも昔ながらのゲーセンの風景って感じで懐かしいです。

宇宙人からの宣戦布告映像もなんだか「ウルトラQ」を思い出すような怪しい雰囲気で良かったです。

米軍基地にいる後頭部がメカ丸出しのアンドロイドもレトロフューチャーって感じでワクワクの塊です。

第2ステージのインドでプロポーズしていた男性もいいですよね。

宇宙人の攻撃を自撮りしながら写すのが滑稽で好きになりました。

パックマンの開発者もエンディングまで出演していて地味にプッシュされていましたね。

彼を演じたのはデニス・アキヤマという役者だったのですが、開発者の岩谷さん本人も技術者役でカメオ出演していたそうです。

そしてなんといってもラドローですよね!

この映画の裏の主役と言ってもいいんではないでしょうか。

大人になってからの登場シーンでもヤバイやつってひと目で分かるぶっ飛びっぷり。

兵士たちの前でのハートマン軍曹ばりの罵倒や、パーティーでの美声の披露で画面の主役を奪いっぱなしです。

ラストでレディ・リサと結ばれて本当に良かったです。

でも子供がQバートって大丈夫なのか?(笑)

エディもいいキャラしてましたよね!

最初はいけ好かない野郎だったんですが、最終的には改心して人類のために戦うという憎めないやつになりました。

さらに、日本語吹き替え版では神谷明さんによる自由奔放なアドリブ吹き替えが楽しめました。

あとエンディングがめちゃくちゃいいです!

英語版も日本語版どちらも味があっていいです!

英語版


日本語版

ED映像も8bit感満載でこれだけで見ていて楽しいものになっていました。

気になった所

冒頭の少年時代のウィルが道端のレモネードを売っている少女の売上金を盗んでいくのは正直やりすぎだと思いました(笑)

あれけっこう中身入ってそうでしたし・・。

あと、たしかにサムたちはゲームの達人で敵の動きのパターンとかを把握してるんでしょうけど、それにしては身体能力高すぎじゃないですかね(笑)

ゲームの技術と射撃技術や運転技術、体力は別物では・・・?

セリーナ・ウィリアムズはあんな役で本当に良かったんでしょうか(笑)

人生ゲーム

人生では何が役に立つのかわかりません。

あなたの無駄だと思った特技もいつかどこかで世界を救う役目を追うかもしれませんね。

最後に、「ピクセル」の元ネタとなったと言われる映像を紹介して終わりたいと思います。

それでは皆さんまたお会いしましょう!