映画

ハングオーバー! 消えた花婿と史上最悪の二日酔い

 今回ご紹介する映画は

ハングオーバー! 消えた花婿と史上最悪の二日酔い

あらすじ

「ハングオーバー!」シリーズの第一作目となるコメディ映画です。

 アメリカでは結婚を控えた男性の独身最後の夜を祝うためにバチェラー・パーティーと呼ばれるパーティーが友人の男性陣によって催されます。

 この作品はそんなバチェラー・パーティーで巻き起こされたハチャメチャな出来事を綴った作品となってます。

 2日後に結婚式を控えたダグは、親友のフィル、スチュ、そして義弟となるアランの4人でラスベガスへと独身最後の夜を謳歌するために向かいます。

 ベガスのホテルに付いた4人はまず、ホテルの屋上にて今夜の出会い、そして決起を祝うために酒を酌み交わすのですが・・・

 物語はココから加速度的に荒唐無稽な展開を迎えていきます。

 場面は翌朝へと転換し、ホテルの一室で目が覚めたダグ以外の3人はひどい二日酔い(ハングオーバー)の状態となっており、ダグの不在とそして、昨日の記憶が一切ないことを確認し合います。

 記憶とダグを失った3人はそれを取り戻すために奔走するのですが3人を待ち受ける衝撃の展開とは・・・と言った感じで作品は進行していきます。

 この物語は失った記憶とダグを追い求めるサスペンス的な構造をしているのですがぶち当たっていく問題が悉くとんでもなくバカバカしい物となっているのです。

 いやー、私はこういったアメリカのバカバカしいコメディが大好きですね。

 何も考えず見ていられるこの作品は酒を飲みながら見るのに最高ですね。

 また、主役の3人が素晴らしいキャラをしているんです。

 教師をしているフィルは一見ちょいワルな感じで、コイツが色々問題を引き起こすのかと思いきや、まともな感性をしているというか、集団のツッコミ役な立場に回っていきます。

 歯科医をしているスチュは一番真面目で、しっかりしている人間だと思わせるんですが、

一番酔っ払わせては駄目なタイプですね。

 日々のストレスやなんやらを解放してしまう危険な男です。

 そしてアラン。こいつはもうシラフの時からやべーやつです。

 やることなすこと常識から外れたようなことばかり。

 けど、この映画で一番好きになる男です(笑)

ここからネタバレ注意!

 

 

荒れ果てたホテルの一室で目が覚めてからの展開はもうメチャクチャの一言なんですが

まずホテルのトイレに虎がいたのはびっくりしましたね。

そしてなぜか部屋に赤ん坊が放置されており、その子を保護しながら

ダグを探しに出かけるのですが、乗っていく車は盗難したパトカーだったりと

もうこの時点でぶっ飛んでます。

また、昨夜の記憶を辿ると、スチュが前夜に結婚していたことが明らかになったり、

アジアンマフィアとトラブって8万ドル稼がなきゃならなくなって

そこでアランが謎の才能を爆発させたり、

果てにはマイク・タイソン(本物)が出てきて、実はトイレにいた虎は

マイク・タイソンの虎だったとか謎の伏線回収までされて

物語は想像以上にキレイに結末を迎えるのです。

こういうおバカ映画は定期的に見たくなるんですよね。

ぜひ皆さんも何も考えたくない時は、頭を空っぽにしてこの映画を見ましょう。

すべての結婚を控えた男性にこの作品を贈りたいです。

そして、妻となる予定の方と見るのをオススメします。

きっと、あなたが笑う横で苦々しい顔をしている姿が見られますよ。