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きっと誰もが、誰かのヒーロー 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』 感想&レビュー

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~二人の英雄~』です!

私は好き度:

オススメ度:

作画すごい度:

(星5つ満点)

この記事の画像引用サイト:映画.com

僕のヒーローアカデミアは皆さんご存知週刊少年ジャンプにて、

大人気連載中のヒーロー漫画作品です!

原作者である堀越耕平先生はこの作品を連載する前にジャンプにて

逢魔ヶ刻動物園や、戦星のバルジといった作品を連載していました。

そして、この「僕のヒーローアカデミア」が大人気となり、

アニメ化を果たし、そしてついに2018年8月に映画化されたのです。

そんな「ヒロアカ」の初映画化作品『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~二人の英雄~』は

原作に描かれていない完全オリジナルストーリー作品となっており、

時系列としてはアニメの第2期と第3期(期末試験編と夏合宿編)の間に起こった話を描いています。

僕のヒーローアカデミア原作あらすじ

世界の総人口の8割もの人々が「個性」という体から火を出したり、

体の一部が動物や人工物のように変化したりしまう超常的な能力

を保有するようになってしまった超人社会。

そこにはその個性を悪用し、犯罪を起こす敵「ヴィラン」たちが現れます。

そんな彼らを取り締まるべく構築されていったのが、同じく個性を持ってそのヴィランたちを退治する「ヒーロー」といった社会システムなのです。

主人公の緑谷出久もそんなヒーローに憧れる一人の少年でした。

しかし、ある時、彼には個性がないということが発覚してしまいます。

このご時世で珍しい無個性となってしまった出久は、周囲に虐げられ、

ヒーローに強い憧れを持ちながらも、無個性な自分という現実に直面し、ヒーローになるという夢を半ば諦めていた状態でした。

そんな時に、一番の憧れでもあるNo.1プロヒーローのオールマイトと出会います。

彼との出会いが出久の運命を大きく変えることとなるのです。

オールマイトが取り逃がしたヴィランが幼馴染の爆豪勝己を襲っているところに遭遇した出久は、

無個性な体であるのにも関わらず、自分の身を呈して彼を助け出そうとします。

その行為こそが真のヒーローであるとオールマイトに認められた出久は、彼との特訓を経て、

彼の最大の秘密である「ワン・フォー・オール」という能力を授かるのです。

その大きすぎる力を手に、出久は数多くのトップヒーローを排出してきた名門校、「雄英高校」の入学試験へと向かうのです。

そして、その裏では、ヒーロー社会転覆を狙うヴィランたちが暗躍しているのであった・・・。

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~作品情報

公開日

2018年8月3日

製作国

日本

上映時間

96分

スタッフ・キャスト

監督

長崎健司

脚本

黒田洋介

原作

堀越耕平

出演者

山下大輝

三宅健太

志田未来

生瀬勝久

岡本信彦

小山力也

公式サイト

ヒロアカ公式サイト

VOD可能サイト

 

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~あらすじ

激動の期末試験も終わり、夏休みへと突入した雄英高校。

オールマイトは、世界中の科学研究者たちの英知が集まった、海外に浮かぶ巨大人口移動都市<I・アイランド>の

ある人物からあるパーティー、個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した<I・エキスポ>への招待状を受け取る。

見聞を広げるためにもオールマイトは自らの継承者である緑谷出久を誘って連れ出す。

また、他のクラスメイトの面々も様々な理由からI・アイランドへと集まっていくのだった。

そこで出久は、自分と同じ「無個性」の少女、メリッサと出会い、オールマイトもまた自分のかつての相棒、デヴィッドと再開を果たす。

それぞれにI・アイランドを堪能していた面々だったのだが、件のパーティー、I・エキスポの最中、

島のセキュリティがヴィランにハッキングされてしまう!

ヴィランによって捕らえられてしまうオールマイト!

ヴィランたちの目をかいくぐったメリッサと出久たち!

そして、島を狙うヴィランたちの目的とは・・・。

島の人間たちの命運を握るのは出久たちの手にかかっている!

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~みどころ

この作品の魅力はいろいろとあるのですが、やはり欠かせないのがバトルです。

個性を使ったド派手なバトルはやはりいくつになってもワクワクしますね。

出久は文化系な主人公ということもあって頭脳を使ったバトルをするところも見どころとなってます。

そして、人間関係も見逃せないポイントです。

幼馴染の爆豪勝己や、雄英高校のクラスメイト、ヴィランとの因縁、

オールマイトとの関係など、単なる学園モノの枠組みを超えた

濃密な人間関係の絡まり合いも本作の魅力です。

そして、原作の漫画も素晴らしいのですが、「ヒロアカ」のアニメも負けず劣らずとても素晴らしいクォリティに仕上がっています。

作画の良さに定評のある制作会社の一つであるボンズさんの本気全開といった感じで、

物語の要所要所の盛り上がりどころでは凄まじい作画で動きまくる

ヒロアカのキャラたちが見ることができます。

また、原作ファンとしても嬉しいところは、原作の補完シーンに原作へのリスペクトや愛が感じられるところですね。

合間合間に差し込まれるちょっとしたシーンや、アニメオリジナルのストーリーをやる回でもキャラたちの性格や嗜好が反映されているのです。

これからもボンズさんにはシーズン制でじっくりとヒロアカのアニメを作っていってもらいたいです!

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ネタバレ感想

好きな所

この映画は初っ端から過去のアメリカ時代のオールマイトのエピソードから始まるのですが、

そこからすでにアニメーションの質が高すぎて心を掴まれます!

スクリーン中を動きまくるオールマイトと、これでもかとド派手にかまされる爆発エフェクトの応酬で

一時も画面から目を離すことができませんでした。

開始から一発かますことで、この映画はこういう路線ですと、高らかに宣言しているようで気持ちが良かったです。

そこから物語は島の話に移っていくのですが、テーマパークのようになっている島は、まさにこういうお祭り映画にピッタリの舞台ですね。

重要人物であるメリッサとデヴィッドの声優は志田未来さんと、生瀬勝久さんとなっており、

こちらもかなりキャラと合っており、全く違和感のない声になってます。

ゲスト声優としてお笑いコンビの千鳥さんが出ており、彼らが登場するところは一瞬ですが、

はっきりと分かるところになっており、フフフっと笑ってしまいました。

あと、ゴジロというまんまゴジラなキャラも出てきてたのですが、その鳴き声は平成ゴジラと同じ声と知ってびっくりしましたが、

そいつの保有個性が「東宝」という名前の個性で更にびっくりしました

そして、小山力也さんが熱演するこの映画のオリジナルヴィラン、ウォルフラムがかなりかっこいいです。

個性の能力も金属操作というかなり強力な個性で、某アメコミの某ヴィランと同じような能力なのですが、

お祭り映画ということで大目に見てください(笑)

そしてなんと言っても最大の見所は、やはりクライマックスの個性全開のぶつかり合いですね。

ブーストされた金属操作の個性によって巨大化したウォルフラムに立ち向かっていく出久とオールマイトの共闘は、

原作ではおそらくもう見ることができない場面ということも相まって、めちゃくちゃ興奮しました。

そしてそこのアニメーションが凄まじすぎましたね。

これでもか、これでもかと動いて動いて動きまくる。

バトルものの映画はかくあるべしとまで言ったらハードルが上がりすぎてしまうくらい素晴らしかったです。

あー盛り上がったなあ、ここらへんでおしまいかな?ってところから、もう一段、そしてもう二段畳み掛けてくるのです。

これが面白くないわけがない。

TVアニメをやりつつ、この映画を仕上げたスタッフの皆さんに拍手を送りたいです。

あと、ウォルフラムのバックに、原作での大ボスであるオール・フォー・ワンの影が出てきたのは驚きました。

そうつなげてくるか~って感じで、原作との破綻も感じられない素晴らしいアクセントになってました。

気になった所

この映画オリジナルキャラであるメリッサはここだけで終わらせるには惜しいキャラですね。

かわいいし、出久にとってかなり大事なあるアイテムを開発してくれたりと、本編でも出てきて活躍して欲しいキャラです。

まぁそうすると、原作での発目ちゃん(同じような装備開発キャラ)が食われてしまうので難しいかもしれませんが。

さいごに

ぜひ皆さんも原作やアニメを見て気になったらこの映画版も見てみましょう!

お祭り映画の教科書と言ってもいいこの作品は、極上のエンターテイメントアニメ作品となっています。

この映画を見終わったあなた

次のヒーローになるのはあなたの番です。

それでは皆さんまたお会いしましょう。