皆様こんにちは、はまさんすーです
今回ご紹介するのは
『永遠に美しく…』
です
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私は好き度:
オススメ度:
土手っ腹に風穴あき度:
(星5つ満点)
はまさんすーから一言
「美しさを保つのって、大変ですね・・・。」
『永遠に美しく…』どんな映画?
「永遠に美しく・・・」は1992年に公開されたアメリカのダークファンタジーコメディ映画です。
不老不死の秘薬を飲んだ女性たちの大騒動を通して、美への執着の恐ろしさを描いた作品となっております。
監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや、「フォレスト・ガンプ」などの名作を手掛けたロバート・ゼメキス!
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主演にはブルース・ウィリスやメリル・ストリープ、ゴールディ・ホーンなどの言わずとしれた名優たちが揃っています。
音楽も多くのロバート・ゼメキス作品や、レディ・プレイヤー1などにも参加しているアラン・シルヴェストリが担当してます。
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『永遠に美しく…』のおすすめポイント!
美を追い求めて、美しさとは程遠い醜い争いを繰り広げるセレブ女性たちを描いた本作は今やったら相当批判されそうです(笑)
VFXや特殊メイクを駆使した女性たちの骨肉の争いが見所となっており、第65回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞しています。
そのアカデミー賞の授賞式のスピーチでは壇上に上がった4人の方たちがテレビでカットされないようにと
早口でスピーチをまくし立て、4人合わせて40秒を切る記録を出したそうです(笑)
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また、小ネタとして、秘薬を飲んで生き長らえてる有名人たちとして様々な歴史に名を残すような有名人たちが
ちょろっとそれっぽーい人たちとして出てくるのが私は好きです。
出てくる俳優たちの豪華さもすごいんですが、そんな彼らがこれでもかというほどの罵詈雑言キャットファイトで戦うのが最高に楽しいです。
見た目は最高に美しいのに内面は最悪といったギャップがハチャメチャに滑稽に描かれてる本作をどうぞお楽しみください。
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『永遠に美しく…』あらすじ
1978年アメリカのブロードウェイで人気女優だったマデリーンは今では落ち目と呼ばれてしまっていた。
観客や批評家に見放され、今日も鏡を見ながら顔にできたシワを数える日々。
そんなマデリーンの元に同い年の昔なじみの親友、ヘレンが訪れる。
マデリーンとヘレンはお互いに親友だと言いながらも水面下では激しい女の戦いを繰り広げた仲だった。
ヘレンはマデリーンに婚約者の美容整形医師のアーネストを紹介する。
アーネストは昔からマデリーンのファンで彼女に会えて能天気に舞い上がってしまう。
実は、マデリーンはヘレンの彼氏を何人も昔から寝取ってきた性悪なのである。
そのことで疑心暗鬼になっていたヘレンはアーネストの愛を試すためにマデリーンと彼を食事に行かせてしまう。
案の定アーネストはマデリーンに骨抜きにされてしまう。
そしてマデリーンはアーネストと結婚までしてしまう。
その様子をヘレンは血走った目で見ていたのだった。
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7年後、ヘレンは完全に壊れてしまっていた。
だらしない生活で体は肥え太り、かつての美貌は見る影もない。
家に引きこもり、暴飲暴食をしながらテレビに映るマデリーンの殺される映画のシーンを繰り返し見ながらニヤつく日々を送っていた。
しかし、そんな彼女にも転機が訪れる。
アパートから強制的に立ち退かされ、精神病院に強制入院させられた彼女。
セラピーも効果が表れない重症の彼女にあきれた精神科医は、彼女に厳しい言葉で発破をかける。
マデリーンにとらわれて一生を終えるのか、そんな彼女のことなんか自分の中から消すのよと。
その言葉にハッとしたヘレンは、そうだ、マデリーンを抹殺すればいいのよと間違った方向に覚醒し
マデリーンにへの復讐を誓うのであった・・・。
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ここからネタバレ注意!!!
あれからさらに7年後・・・。
マデリーンのかつての栄華も夢の彼方。
世の中ではすでに過去の人となり、夫婦生活もうまくいってなかった。
しかし、美への執着だけは肥大化し、若い男を金で囲いアンチエイジングに励んでいた。
アーネストもアル中となってしまい、整形外科医から転落し、死体修復師になっていた。
そんなマデリーンのもとにヘレンから一通の招待状が届く。
そこにはヘレンが本を出版したことが書いてあり、そのタイトルが「永遠の若さ」だということ、
それの出版記念パーティーをやるから来てほしいということが書いてあった。
それを見て一笑に付すマデリーンだったが、気まぐれに出席することにしたのだった。
パーティー会場に着いたマデリーンとアーネストを迎えたのは見違えるように美しくなっていたヘレンだった。
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唖然とする二人にヘレンは昔のことは忘れて仲良くしましょうと不敵に笑うのだった。
ショックに震えるマデリーンは憂さ晴らしに若い男の元へ向かうのだが、
その男にも手ひどく振られ、車の中で絶望に打ちひしがれてしまう。
荒れに荒れた彼女だったが、ポーチの中に以前エステシシャンにもらった謎のメモを見つけるのだった。
藁にもすがる思いでその謎のメモに書かれた場所に向かうマデリーン。
そこには大豪邸のお屋敷が鎮座していた。
恐る恐る足を踏み入れたマデリーンを待ち受けていたのはリスルという謎の美女であった。
若いマッチョな男たちに囲まれた彼女の年齢はなんと71歳だというのだ!
リスルはマデリーンに妖しいクスリを紹介する。
彼女が言うにはその薬を飲めば肉体を全盛期の状態に戻し、若さを保ったまま生きていけるのだという。
半信半疑なマデリーンはその薬の法外な値段を聞いて帰ろうとする。
しかし、リスルに引き止められ薬を一滴手にかけられる。
するとその手はみるみるうちにシワひとつないみずみずしい手に若返っていくではないか。
その効果を目の当たりにしたマデリーンはその薬を即決で買って飲み干す。
そんな彼女にリスルは一つ忠告をする。
10年くらいは表舞台で活躍してもいいけどそれ以上経ったら怪しまれないようにひっそり暮らしなさいと。
そして彼女に秘密クラブの会員バッジを与えたのだった。
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みる間に美しくなった自分を見てマデリーンは有頂天になって忠告を効いていたのかいないのか帰途に付く。
その頃、ヘレンはアーネストを誘惑していた。
ヘレンはアーネストに今の貴方が不幸なのはマデリーンがいるせいよ、彼女を殺して二人で幸せになりましょうと持ちかけるのだった。
すっかりその気になってしまったアーネストのもとにマデリーンが帰ってくる。
だんだんと若返ってきた自分にウキウキなマデリーンとアーネストは喧嘩になってしまう。
売り言葉に買い言葉で激昂したアーネストは勢い余ってマデリーンの首を絞めてしまう。
殺す寸前で我に返ったアーネストは手を放しますが、殺されかけたマデリーンの怒りは収まらずアーネストを面罵する。
アーネストはそんなマデリーンをあっさり階段から突き落として殺しちゃうのだった。
首の骨が折れていてどう見ても即死のマデリーン。
アーネストは慌ててヘレンに電話して相談する。
電話しながら慌てるアーネストの後ろから、どっこい生きていたマデリーンが話しかける。
あまりの事に驚いたアーネストは電話を切ってしまう。
マデリーンの首は反対方向を向き、どう見ても生きていていい状態じゃない。
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医者に行くと言い出すマデリーンを病院につれていくアーネスト。
マデリーンの状態を診察した医者は、心音もしていないマデリーンの様子に驚いて応援を呼びに行った先で心臓麻痺で倒れてしまう。
マデリーンは死体として扱われ、霊安室に放り込まれてしまうのだが、アーネストは彼女をそこから引っ張り出し連れて帰る。
死なないマデリーンの体にアーネストはこれは奇跡だとなぜか大はしゃぎ。
一方、連絡が途絶えたことを不審に思ったヘレンはアーネストの様子をうかがいに行く。
そこではアーネストがこそこそと防腐剤を買い込んだり、何やら怪しいことをしていた。
アーネストはマデリーンの体が腐敗しないように死に化粧のテクニックを活かしていろいろやっていたのだ。
そこにヘレンがやってきてアーネストに死体はどうしたのかとか、これからどうするかとか話し出す。
それを影で聞いていたマデリーンはブチギレ。
お前が暗躍してたんかとライフルを持ち出してヘレンの土手っ腹にぶっ放す!
ヘレンは庭の噴水までぶっ飛ばされてった。
怒りの収まらないマデリーンはアーネストにも迫るが、そこにお腹に大きな穴を開けたヘレンが立ち上がってくる。
びしょ濡れになっちゃったじゃないと見当外れの怒りを向けるヘレン。
どうやらお腹の風穴には気づいていない様子。
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そこでマデリーンはヘレンの胸にも自分と同じバッヂが付けられていることに気づく。
ここでお互いに、お互いがリスルの薬を飲んだということに気がつくのだった。
そして、あの秘薬は不老不死の薬ではあったのだが、どんなに傷ついても回復することはなく単に死ねなくなる薬だったのだ。
お互いに秘薬を飲んだ者同士であることに気づいた二人は醜いキャットファイトを、
いや、キャットファイトと呼べるレベルを超えた殺し合いを繰り広げるのだった。
しかし、どれだけ傷つけあっても殺せない不毛な戦いに疲れた二人は争いをやめる。
そして、お互いに今までごめんねと和解をするのだった。
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自分たちの体の損傷をどうにかするためにはアーネストの力が必要だと思いついた彼女たちは、
隠れて震えていたアーネストを捕まえて同じように秘薬を飲ませてこれからの世話をするように仕向ける。
秘薬で得た永遠の命の馬鹿らしさを目の当たりにしたアーネストは彼女たちの前から逃げ出すのだった。
アーネストはリスルの館のパーティーに紛れて逃げようとするのだが、そこには死んだはずのプレスリーやジェームス・ディーン、グレタ・ガルボなどが集まっていた。
追ってきたマデリーンたちに追い詰められ、アーネストは建物から落ちそうになってしまう。
秘薬を飲めば助かるわよ!と脅してくるマデリーンたちの誘惑を振りのけ、アーネストは落下することを選ぶ。
アーネストが落下した先はプールだった。
九死に一生を得たアーネストは命からがら逃げ延び、彼女たちの元から姿を消すのだった。
アデリーンとヘレンはリスルの怒りを買い、秘密クラブからも追放されてしまう。
二人はこれからの悠久の時を二人孤独に生きることになってしまったのだった。
そして37年後・・・。
アーネストの葬儀が執り行われていた。
逃げ延びたアーネストは慈善家として活動し、幸せな結婚をして子どもたちに囲まれて老衰で亡くなったのだった。
こっそりと葬式に参加していたマデリーンとヘレンは彼の幸せな人生を聞きながら教会の後ろの席で哄笑を上げていた。
パッと見は若く見える二人だったが、よく見るとその動きはぎこちなく、肌はボロボロにペンキが剥がれたようになっていた。
教会を後にした二人は使っていたスプレーペンキにけつまづき、階段を転げ落ちてしまう。
彼女らの体はバラバラになり、生首だけで減らず口を言い合う二人なのであった。
End
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『永遠に美しく…』の私の感想
犬猿の仲であった二人が喧嘩の途中で和解するというのが秘薬なんかよりもよっぽど奇跡なんじゃないかと思いました(笑)
ライフルで撃たれたヘレンの土手っ腹に風穴が開いてる画は衝撃的でしたねえ。
今でもその映像が脳裏にこびりついています。
上の方にも書きましたがジェームス・ディーンやエルビス・プレスリーがそれっぽく映ってるところが好きなんですよね。
ジェームス・ディーンなんか車盗まれてますからね。
お前車で死んだって言われてるんだから車乗るなよと(笑)
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私は男だからかそんなに美には執着していませんが、女性にとってはやはり死活問題なのでしょうか。
コメディ映画を真に受けるな!と怒られてしまいそうですが(笑)
私は不老にはちょっと憧れますが、不死には憧れませんねえ。
ましてやこの映画のラストみたいな人生は本当に嫌です(笑)
頼れるものもなく、世界に居場所もなく、体もボロボロなんて最悪ですよね。
秘薬が内面も美しくしてくれる薬だったのならみんな幸せになれたのでしょうかね。
不老不死に憧れる人は是非、手塚治虫先生の「火の鳥」を読んでみてください。
あれを読んだら不老不死に憧れるなんて人は絶対に居なくなりますから(笑)
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体は年々老いていきますが、心は若々しく保つことはできます。
みなさんもシワの数を数えるのは止めて、シワと一緒にできた思い出の数を増やしていきましょうよ。
それでは皆さんまたお会いしましょう!!