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独断と偏見で選ぶアマゾンプライムで見れるアカデミー賞特集15選

「アカデミー賞特集!」

みなさん、こんにちは!

2019年のアカデミー賞が決まりましたね!

数あるアカデミー賞の中でも特に重要なアカデミー作品賞にはみなさんどんなイメージをお持ちですか?

お堅い映画を思い浮かべがちなんではないでしょうか?

文学的であったり、メッセージ性が強い映画なんかが受賞してるイメージがありますよね?

たしかに、そういった映画が評価されやすい傾向があることは否めません!

そこで私は、そういったものを度外視して私個人が面白いと思う作品賞受賞作を皆さんにオススメしたいと思います!

独断と偏見にまみれたリストですので、あれが入ってないぞ!などのクレームはどんどん送ってください(笑)

アマゾンプライムで見られるかどうかも併記しておきますのでご参考にしていただければ幸いです

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アカデミー賞って何?

まず、アカデミー賞って何?って感じの方にアカデミー賞について簡単にご説明します

アカデミー賞とは、アメリカの映画の発展を目的に、作品、キャスト、スタッフを表彰し、そのろうと成果を讃えるために作られた映画の賞です

第一回は1929年開催され、世界的にも注目される歴史ある映画の賞の一つです

選考される映画の対象は授賞式前年の1年間でアメリカで公開された作品を対象に選考されます

前年の作品が対象となるため、2020年に授賞式が開かれても2019年度アカデミー賞作品として呼ばれます

 

アカデミー賞にはいろんな部門が有りまして、新しく創設される部門だったり、特別賞と呼ばれる特殊な部門もあったりで増えたりするのですが、

主要なところで作品賞や監督賞や脚本賞、主演男優賞女優賞など多岐にわたり、大体24部門くらいあります

 

受賞者には「オスカー像」と呼ばれる人型のトロフィーが授与されるのですが、このオスカーの由来も諸説あるそうです

  • アカデミー賞の事務局員のおじさんのオスカーさんにそっくりだったから名付けられたというオスカーおじさん説、
  • ジャーナリストのスコルスキーが勝手にオスカーと名付けたというスコルスキー説、
  • 女優のベティ・デイビスが受賞の際に叫んだ旦那の名前がオスカーだったからつけられた説

今でも由来は定かではないようです

 

オススメのアカデミー作品賞受賞作!

年代が古い順から紹介していきたいと思います!

ご紹介する作品は

  1. アパートの鍵貸します(1960年)
  2. ゴットファーザー(1972年)
  3. スティング(1973年)
  4. ゴットファーザーPARTⅡ(1974年)
  5. カッコーの巣の上で(1975年)
  6. ロッキー(1976年)
  7. クレイマークレイマー(1979年)
  8. レインマン(1988年)
  9. 羊たちの沈黙(1991年)
  10. フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年)
  11. ブレイブハート(1995年)
  12. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年)
  13. ノーカントリー(2007年)
  14. スラムドック$ミリオネア(2008年)
  15. シェイプ・オブ・ウォーター(2017年)

 

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「アパートの鍵貸します」(1960年)


以前の記事でも紹介しましたこの作品も作品賞を受賞しています!

『アパートの鍵貸します』皆様こんにちは、はまさんすーです 今回ご紹介するのは 『アパートの鍵貸します』 です 「アパートの鍵貸し...

詳しいことは記事を見ていただくとして、簡単にこの映画についてご紹介します。

1960年のアメリカを舞台としたラブコメで複雑な人間関係と軽妙なやり取りが魅力的な傑作です。

小気味良いやり取りと、オシャレな雰囲気で今見ても色褪せない、不朽の名作と言えるでしょう。

難しいことは何も考えずみることができるし、ラブストーリーとしても今でも通用するんじゃないですかね。

ぜひ、彼女がいる人は彼女と見てほしい作品です。

でも、私は独り身ですが、十分に楽しめました(泣)

※残念ながらアマゾンプライムビデオには存在してませんでした・・・。

 

「ゴッドファーザー」(1972年)


この映画はアメリカのマフィアファミリーを描いた大河のような作品です!

監督はフランシス・フォード・コッポラ!主演にマーロン・ブランドとアル・パチーノ!

第二次大戦後のニューヨークを舞台に、イタリア系マフィアであるコルレオーネファミリーを中心とした熾烈な抗争が描かれています。

コルレオーネファミリーとタッタリアファミリーとの抗争、一族の後継者問題、組織の盛衰、そして裏社会の無情さが重厚に綴られた作品です。

私が特に覚えてるのは脅迫相手のところに馬の生首を投げ込むところと、主人公の兄ソニーが機関銃で滅多撃ちにされるところですかね。

これらは映画史に残る名シーンでしょう。

「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部が好き!という方には刺さる映画だと思いますから是非どうぞ!

※アマゾンプライム・ビデオで視聴可能です!(プライム会員特典です)

アマゾンプライム>>ゴッド・ファーザー(吹替版)

 

「スティング」(1973年)

この映画も一度「GWに見たい映画特集」で少しご紹介しております!

ゴールデンウィークGWに見たい映画TOP5皆様こんにちは、はまさんすーです 今回ご紹介するのは 『GWに見たい映画TOP5』 です! どこもかしこも混...

この作品は1936年のシカゴを舞台に、詐欺師とギャングと警察とFBIが入り乱れる痛快クライム映画です!

ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの激シブ詐欺師コンビが復讐相手のギャング相手に大金を騙し取り、

警察やFBIまでも手玉に取る最高にかっちょいい映画の一つです。

出演者の言葉や仕草がかっこよすぎて真似したくなること必死です。

音楽もラグタイムっぽくてかっこいいんですよこれがまた。

そして何度見てもこの映画のラストにはうーむと唸らされます。

かっこいいものを求めるみなさんには見ていただきたい作品です!

※アマゾンプライム・ビデオで視聴可能です!(レンタル料必要)

アマゾンプライム>>スティング (字幕版)

 

「ゴッドファーザーPARTⅡ」(1974年)

先程ご紹介した「ゴッドファーザー」の続編でございます!

続編も作品賞を受賞するなんてこのシリーズがもしかしたら唯一なのではないでしょうか?

アル・パチーノ演じる前作主人公のマイケルのその後と、ロバート・デ・ニーロ演じる前作にも出ていたマイケルの父ヴィトーの青年時代が描かれています。

前作の後日談であるとともに、前日談でもあるという複雑な作りをした作品となっています。

イタリアを追われ、アメリカに渡った若きヴィトーが裏社会でのし上がり一大ファミリーを築くまでと

裏社会を牛耳ったマイケルが暗殺やキューバ革命に巻き込まれ、その中で家族や友人たちとの間に亀裂が入り、

人生の無常さに飲み込まれていく様が交差する一大大河が描かれています。

はっきり言って物語が重厚長大すぎて見ていて眠たくなる人もいると思います(笑)

しかし、栄枯盛衰が描かれる本作は人生のままならさを浮かび上がらせ、見るものに普遍的な感情を思い起こさせることでしょう。

ガッツリ映画を見たいってときにおすすめです!

※アマゾンプライム・ビデオで視聴可能です!(プライム会員特典)

 

 

「カッコーの巣の上で」(1975年)

いわゆるアメリカン・ニューシネマの代表作である本作は、ジャック・ニコルソンの名演が絶賛された作品でもあります。

私自身も本作を見てジャック・ニコルソンのファンになりました。

ジャック・ニコルソン演じる犯罪者のマクマーフィーは刑務所の強制労働から逃れるために精神病を装って精神病院に入院します。

そこで彼は、様々な精神病患者に出会い、彼らを通じて人生の葛藤や面白さ、不公平さへの怒りや得難い友情を獲得していきます。

最初は適当にやり過ごそうとしていたマクマーフィーが友人たちと出会い、そして人間の尊厳までをも踏みにじろうとする病院側と戦い自由を勝ち取ろうとする物語です。

私はこの映画が人生でもトップクラスに好きです。

そして、この映画のラストが人生で一番好きです。

映画を見終わった後の寂寥感、なのに爽快感もあるという不思議な感情を呼び起こさせてくれるラストなのです。

自分もこの映画が好きという方は友だちになりましょう(笑)

※残念ながら現在アマゾンプライム・ビデオでは視聴不可能となってます・・・。


 

 

「ロッキー」(1976年)

言わずとしれたスポ根映画の金字塔!

シルベスタ・スタローンの出世作でもあります!

冴えないボクサーだったロッキーが挫折を乗り越え、自らを鼓舞し、栄光を掴むという王道のサクセスストーリーであります。

エイドリアーーーン!!と叫ぶシーンも最高なのですが、私が好きなのは師匠に老獪な名トレーナーが付くというところです。

老いた師匠に鍛えられるという展開は日本の漫画にも多大な影響を与えているのではないでしょうか?

バトルモノに必要なのはやっぱりおじいちゃんの師匠ですよね(笑)

あと、最後の試合でロッキーが勝たない!負けてしまうというのも私は好きです。

負けたのに周りに称賛され、認められていくというのは安易な勝利よりも価値があることなのかもしれません。

戦いに向かうときはロッキーのテーマを聞いて闘志を奮い起こしましょう!

※アマゾンプライム・ビデオで視聴可能です!(プライム会員特典)

アマゾンプライム>>ロッキー (字幕版)

 

 

「クレイマー・クレイマー」(1979年)

ニューヨークの会社員、テッド・クレイマーは家事と育児を妻のジョアンナに丸投げをして仕事に打ち込んでました。

自分も社会に出て働きたいと考えていたジョアンナはテッドに別れを切り出します。

そしてそこから5歳の息子のビリーを巻き込んだ泥沼の離婚調停が始まります。

物語は夫婦関係の難しさ、育児の大変さ、そしてそこから家族とはなにか、家族のあり方とはなにかを私達に問いかけてきます。

家事育児に参加しない夫、社会に進出したい妻、それに翻弄される息子と様々な立場の正義が存在し、その戦いの果てにはどこにも勝利者などいません。

かつてあったはずの愛、そしていま育まれていく愛が存在するだけなのです。

誰もが理想を持ち、誰もが問題を抱えている。

いつの時代になっても人間社会はこうなのでしょう。

大切なものを見落とす前に、この映画を見てみてはいかがでしょうか?

ちなみに「クレイマー・クレイマー」というタイトルは「クレイマー(原告)対クレイマー(被告)の裁判」という意味らしく、離婚裁判を表しているらしいです。

※アマゾンプライム・ビデオで視聴可能です!(レンタル料必要)

アマゾンプライム>>クレイマー、クレイマー (字幕版)

 

 

「レインマン」(1988年)

こちらも「クレイマー・クレイマー」で主演を張ったダスティン・ホフマンが主演しております!そしてその弟役にトム・クルーズ!

高級車のディーラーをしているチャーリー(トム・クルーズ)は売上が行き詰まっています。

そんな彼のもとに父の訃報が届き、彼は遺産目当てに里帰りします。

しかし、遺産はほとんど自閉症(サヴァン症候群)の兄レイモンド(ダスティン・ホフマンが)の信託財産として運用されることになっていました。

チャーリーはなんとかして遺産を自分のものにしようと無理やり兄を連れ出し、ロサンゼルスへ帰ろうとします。

その道中でチャーリーは兄が持つ桁外れの記憶能力という特殊な能力に気づきます。

ロードムービーの趣もある本作は、旅の途中で様々な問題に直面し、成功を得たり、不和となったりします。

それらを通し彼らは幼い頃の思い出や、互いの気持ちに不器用ながら気がついていきます。

そして旅が終わる頃、彼らは人生における大切なものを得ていくのです。

実在するサヴァン症候群の方をモデルにした本作はダスティン・ホフマンの怪演が素晴らしいです。

そして若いトム・クルーズの鼻につく感じや、葛藤を乗り越えていく様が胸を打つのです。

二人が触れ合っていく様子はまるで異文化交流のようです。

理解できなくてイライラしてしまうような人に出会ったらこの映画を見てみてはどうでしょうか。

仲良くはなれなくても寄り添っていくことはできるかもしれません。

※残念ながら現在アマゾンプライム・ビデオでは視聴不可能となってます・・・。

 

「羊たちの沈黙」(1991年)


ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス主演のサスペンス大作です!

アメリカの各地で連続猟奇殺人事件が発生し、全米を恐怖に陥れ、FBIさえも犯人特定に難航していました。

FBIアカデミー実習生のクラリスは、犯人の心理分析のために身柄拘束中の元精神科医で凶悪殺人犯でもあるハンニバル・レクターの元へ協力を求めに行きます。

協力を拒んでいたレクターはクラリスの過去の話を聞くことを条件にアドバイスをすることを約束します。

本作はクラリスとハンニバルの奇妙な関係を通して、異様な犯人が明らかになっていくさまが緊張感たっぷりに描かれた名作です。

レクターとクラリスが対峙するところはまるで神話上の怪物と相対するかのような恐怖と不安が感じ取れます。

二人の関係が深まるにつれて盛り上がってくるクライマックスはハラハラドキドキに溢れ片時も画面から目が離せなくなります。

ラストも不気味な終わり方でサスペンスの終わり方の見本のようです。

深淵が覗きたくなったときはぜひこの映画をご覧ください!

※残念ながら現在アマゾンプライム・ビデオでは視聴不可能となってます・・・。

 

 

「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994年)

ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の不朽の名作です!

周りからウスノロとバカにされたフォレスト・ガンプの少年時代から大人時代の数奇な人生を描いた一大叙事詩であります。

周りからいじめられても、幼馴染の少女のジェニーや優しい母親などに囲まれ、フォレスト少年はめげずに大きくなっていきます。

青年になり、ベトナム戦争に駆り出されても持ち前の人の良さとガッツで周囲から認められていきそこで様々な仲間や人生の悲哀を経験していきます。

大人になって卓球の才能が目覚めたり、それで名声を得たり、会社を作ったりと、フォレストは時代に翻弄されながらも自分をしっかりと持っていました。

激動の時代で人々は変わっていってもフォレストはフォレストだったのです。

わたしたち視聴者はフォレストという一人の男性を通して激動のアメリカを経験し、彼の成長を見守り、彼とともに人生を経験するのです。

この映画を見ている観客は次第にフォレストを応援するようになるでしょう。

がんばれフォレスト!負けるなフォレスト!と。

私はこの映画が大好きです。何度見ても見飽きることのない映画の一つです。

朴訥とし、人の良さがにじみ出ている無垢なフォレストの幸せを願わずにはいられません。

笑って泣ける映画はやはりいいものです。

そしてこの映画を語る上で外せないのはこのセリフ

「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」です。

映画の歴史に残るセリフの一つと言っていいでしょう。

人生のロマンを感じられる素晴らしい映画の一つである本作は、

子供に見せたい映画の一つでもあります。

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「ブレイブハート」(1995年)

この映画はメル・ギブソン監督・主演でスコットランド独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画です。

13世紀末のスコットランド、邪智暴虐なイングランド王エドワード1世の侵略により、ウィリアム・ウォレスは家族を殺されてしまいます。

成人し、結婚もしましたがその恋人もイングランド兵に殺されてしまいます。

復讐を決意したウォレスは圧政に苦しむスコットランド民の支持を得て、抵抗運動へと身を投じていきます。

激しい闘争も虚しく、ウォレスは残酷な処刑をされてしまいますが、その姿にイングランドの人々すら心打たれていきます。

そして引き継がれた意志は伝播し、スコットランドは自由を勝ち取っていくのです。

最期の最期まで祖国の自由を叫びながら逝ったウォレスの姿に胸が熱くならない人は居ないでしょう。

最近でもスコットランド独立の是非を問う選挙が行われたりと、いろいろ複雑なイングランド関係も本作を見ればその一端を少しは理解できるのではないでしょうか。

人間臭い人々も好きですが、こういう高潔な人々にも憧れますよねえ。

信念に殉じていくその姿には尊敬の念を禁じえません。

壮大な歴史の中で、戦い散っていった男たちの物語は歴史好きにはたまらないでしょう。

当時、主人公が死んで終わるというラストには衝撃を受けたものです。

ここだけの話ですが実は私、ファンタジー系の映画だと思って観ていたのです(笑)

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「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」(2003年)

これこそ正真正銘、本物のファンタジー映画です!

「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のラストに当たる本作は以前「GWに見たい映画特集」でも軽く紹介しています。

ゴールデンウィークGWに見たい映画TOP5皆様こんにちは、はまさんすーです 今回ご紹介するのは 『GWに見たい映画TOP5』 です! どこもかしこも混...

中つ国の存亡をかけた戦争が始まり、悪しきサウロン軍とアラゴルンを始めとする連合軍の最後の戦いが起こる裏で

サウロンの強大な力が集約されている「一つの指輪」を破棄するためのフロドたちの死出の旅も佳境を迎えていました。

フロドたちの旅の成否が中つ国の存亡に直結しているのです。

そしてその旅にゴラムという指輪に魅入られてしまった成れの果てがつきまとっています。

第1部の「旅の仲間」から始まった長い彼らの冒険もここで終りを迎えるのです。

私は原作である「指輪物語」が好きでして、映画視聴する前に読破していたのですが、この映画は素晴らしく映像化されています。

映像化が不可能と言われていた壮大なファンタジーの珠玉の名作を見事に映像化している本作は、

ファンタジーという比喩を通して私達人間の世界を描いているのかもしれません。

原作者のトールキン氏は自分が作った言語を活かすために原作を作ったといいますし、寓話も嫌いだといっていたらしいのでそういった意図はないのかもしれません。

しかし、良い創作というものはそれを通して読む側の人間性を揺さぶってくるものなのです。

読み手の感性を刺激し、人生を振り返らせたり、未知へと思いを馳せさせたりするものなのではないでしょうか。

中つ国という壮大な異世界へと私達は誘われ、アラゴルンやフロドたちの戦いの結末は私達の胸に何を残すのでしょうか。

異世界転生するなら私はホビットがいいです(笑)

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「ノーカントリー」(2007年)

アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に麻薬取引の大金を巡って起きる殺戮を描いたコーエン兄弟作の映画です。

変な武器を使う殺し屋アントン・シガーを主軸に彼と彼に狙われた人々がガンガン殺されていきます。

ひょんなことから麻薬取引の大金を手に入れてしまった男がマフィアの追手や殺し屋のシガーに追われてしまいます。

シガーはとにかく冷酷無比に自分ルールで相手を殺していきます。

彼は殺し屋ではなくもはや歩く災害のようです。

出会ったものは自分の運の悪さを呪うしか有りません。

敵の賞金稼ぎも、ただの一般人も彼の中では同価値なのです。

まるで世の中には殺すか殺さないかの二種類の人間しか居ないようです。

わたしが好きなのは最後、彼が車で事故るところです。

なにかそこに運命の奇妙さを感じるのです。

災害のようであった彼もただの人間であり、不運に塗れるのだと思い出させてくれます。

淡々としているのに飽きさせない不思議な魅力のある映画です。

北野武映画とか好きな方も気に入るのではないでしょうか?

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「スラムドッグ$ミリオネア」(2008年)


ダニー・ボイルが監督したインドのムンバイを舞台にした一人の青年の人生をかけたサクセスストーリーを描いた映画です。

ムンバイのスラムで生まれ育ったジャマールは大人気クイズ番組「コウン・バネーガー・カロールパティ」に出演することになります。

インド版「クイズ・ミリオネア」のようなその番組でジャマールは運命とも言えるような不思議な体験をします。

なんとそこで出題されるクイズの問題に彼の人生にまつわるような問題ばかりが出題されるのです。

出題されるクイズと彼の半生とがオーバーラップし、物語は進んでいきます。

困難に直面しながらも、彼が答えていく問題たちの行く末は、観終わった後きっとあなたに爽快な気分を感じさせてくれることでしょう。

まず、問題を出された後に自分の過去を振り返ることができるジャマールの記憶力が普通にいいですよね(笑)

インドが舞台ということも有り、ボリウッド映画の要素も入れられつつスタイリッシュにまとめられた本作は万人におすすめできる名作となっております。

みなさんもたまにはクイズ形式で昔の思い出を思い出してみるのはいかがでしょうか?

私は日々衰えていく自分の記憶力に戦々恐々としております(笑)

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「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)

本作は以前記事でも紹介したギレルモ・デル・トロ監督によるダークファンタジー恋愛映画です。

『シェイプ・オブ・ウォーター』今回ご紹介する映画は 『シェイプ・オブ・ウォーター』 https://www.youtube.com/watch?v=M-C...

詳しいことは記事を見ていただくとして、簡単に紹介しますと

1962年の冷戦下のアメリカを舞台に謎の研究所に勤める発話障害を持つ掃除婦とそこに運ばれてきた半魚人とのラブストーリーを描いた怪作となっております。

本作の魅力はなんと言っても、恐ろしいのにどこか美しい、痛ましいのにどこか愛おしい不可思議な感情を覚えさせてくれるところです。

ずっと水中にいるようなふわふわとした感覚のまま物語は進み、観客たちはいつの間にかその世界を受け入れるようになってしまうのです。

現代のおとぎ話とはこういうものだといった感想さえ覚えます。

登場人物一人一人が愛らしく、たとえ憎らしい敵役だとしてもどこか応援したくなるようなほほえましい気持ちにさせられます。

本作は生理的嫌悪感を覚えるか否かの瀬戸際を行き来し、背中をゾクゾクさせてくれる作品です。

観終わった後、ちょっとドキドキしていた自分に気づくような、気づきたくなかったような気持ちになりました。

家族とは一緒に見れない作品の一つですね(笑)

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最後に

今回ご紹介したものはアカデミー作品賞のほんの一端に過ぎません。

私自身も、アカデミー作品賞受賞作すべてを見ているわけでは有りませんので、これからも時代を超えた傑作を観て、皆様にご紹介したいと思います!

また、アカデミー作品賞作品はだいたい面白いものが揃っていると思うので、見るものに困ったときはこれを当てにしてみてみるのもいいんじゃないでしょうか?

こうして歴代のアカデミー作品を見ていると、時代の移り変わりや、映画文化の進歩に感動を覚えます。

いまでは観られない文化や、技術を観ていても当時の人々と同じように私達は感じることはできないのかもしれません。

けれども、その時代に思いを馳せ、ロマンに浸ることができるのは今を生きる私達の特権です。

みなさんも自由に映画を見て、好き勝手にあーだこーだ言い合いましょう。

それがあなたの感じたことなのですから。

あなたはあなた自身のアカデミー賞をあげればいいのです。

それではみなさんまたお会いしましょう!!