『エスケープ・フロム・LA』
皆様こんにちは、はまさんすーです
今回ご紹介するのは
『エスケープ・フロム・LA』です
私は好き度:
オススメ度:
スネェエエエク!!度:
(星5つ満点)
はまさんすーから一言
「文明社会に狼煙を上げろ。」
「エスケープ・フロム・LA」は1996年に制作されたアメリカの近未来SF映画です。
監督は「遊星からの物体X」などで超有名なカルト的人気監督のジョン・カーペンター監督です。
主演もこれまた実力派俳優の1人、カート・ラッセルです。
また、本作は1981年の「ニューヨーク1997」の続編にあたりますが、この作品だけ見ても何の問題もありません。
あらすじ
1998年アメリカでは反政府勢力がその勢力を拡大し、対抗するためにアメリカ国家警察が組織されていた。
その中1人の大統領候補の宗教家がロサンゼルス(LA)に大地震が来ることを予言する。
その予言は的中し、LAは陸の孤島となってしまう。
予言を発した大統領候補である宗教家はアメリカの終身大統領に就任する。
大統領は新生道徳国家アメリカを作り、それに反対するものを全て陸の孤島となったLAへと追放する。
LAは巨大な防壁で囲まれ、国家警察に厳重に監視される流刑地となってしまったのだった。
新憲法に従わず、市民権を剥奪された市民はそこに送られ永久に戻ってくることはなかった。
2013年、1人の男が追放センターへと連行されてくる。
史上最凶の犯罪者と呼ばれたその男プリスキンは、元特殊部隊の隊員だった。
なぜ国家に服従しないのか問われた彼は、スネークと呼べと答えるのみ。
LAに追放される前の待機室でスネークはある極秘の任務を言い渡されるのだった。
それは、大統領の令嬢が持ち逃げした国家機密のある装置の奪取の依頼だった。
大統領令嬢のユートピアが機密装置を持ち去り、LAに逃げ込み大統領の退陣を要求していたのだ。
その裏で糸を引いているのはテロリストのキュエルボという男のようだ。
任務の達成と引き換えに無罪放免を提示されたスネークだったが、彼は渋る。
しかし、彼には致死性のウイルスが注入されていたのだった。
タイムリミットは8時間と言われた彼は否応なしに乗り込むことになる。
銃火器や、先に乗り込んで全滅していた救助隊の追跡装置、立体映像を投影できる装置などを受け取ったスネークは、
侵入方法や様々な説明を受ける。
それと同時に大統領の娘であるユートピアの殺害も言い含められた。
そして彼は潜水艇に乗り、LAへと侵入するのだった。
そしてスネークの孤独な戦いが幕を開けるのだった。
本作の主人公の名前「スネーク・プリスキン」と聞いてピンとくる方はゲームのメタルギアソリッド好きですね。
TVゲーム「メタルギアソリッド2」において、このシリーズのメインキャラであるソリッド・スネークは
「イロコイ・プリスキン」という偽名を使うのです。
「スネーク」が「プリスキン」と名乗る。
そうです、この名前の元ネタはこの映画の主人公「スネーク・プリスキン」なのです。
ちなみに階級も中尉と同じ階級を名乗っています。
キャラ的にもハードボイルドな凄腕で、ソリッドスネークのモデルにぴったりです。
見た目的には眼帯をしてるので若い時のビッグボスにも似ています。
戦争の火種くすぶる近未来の緊張感がたっぷり描かれた本作は、アクション好きにもハードボイルド好きにもオススメな作品となっています。
ここからネタバレ注意!!
LAに乗り込むことに成功したスネークだったが、上陸早々潜水艇を失ってしまう。
無法地帯と化したLAに放り出されたスネークだったが、先遣隊の発信機を頼りに捜索を始める。
首謀者のキュエルボのパレードが始まると聞いたスネークは、バイクを奪いキュエルボを急襲する。
しかし、スネークはキュエルボの殺害に失敗してしまう。
一からの出直しとなったスネークは、LAのある建物に入った時、罠にかかり怪しい集団に捕まってしまう。
そいつらは拉致した臓器を自分たちに移植しながら生きながらえてきたゲス野郎どもだったのだ。
同じく捕まっていた女性と共にスネークはそこを脱出することに成功する。
スネークについてくる女性だったが、少年ギャングに襲われてあっけなく死んでしまう。
スネークもギャングに襲われますが、スネークファンだというエディと名乗る男に助けられる。
しかし、そのエディはキュエルボと取引しており、麻酔でスネークを眠らせキュエルボのもとに彼を送る。
スネークは拘束され、目の前でユートピアが盗んだ兵器の説明を受ける。
機密兵器「ダモクレスの剣」は発動すると人工衛星を操作し、電磁パルスを使って電子機器を破壊することができ、
その範囲は全世界を覆うという現代文明を破壊できる凶悪な代物だった。
スネークはコロシアムに連れて行かれ、処刑ついでのデスゲームへと参加させられてしまう。
キュエルボの思惑とは裏腹に、バスケットボールみたいな競技をスネークは見事に生き残る。
スネークを殺そうとするキュエルボでしたが地震が起きた隙に彼は脱出する。
ユートピアもLAに嫌気が差したとダモクレスの剣を奪ってからスネークを追って逃げ出す。
追手に追われるスネークは、再び地震に襲われ装置を奪い返されてしまう。
下水に流されたスネークはサーファーに出会い、ハーシュに会えと助言を受け一緒にサーフィンをする。
通りがかったエディの車を襲い、彼を脅してハーシュのもとに連れて行かせる。
実はハーシュとスネークは昔、裏切られた関係にある因縁のある相手だったのだ。
咳き込むスネークをハーシュは、それはウイルスなんかじゃなくただの風邪だと看破する。
ハーシュの協力を取り付けたスネークは、偽のダモクレスの剣を用意していた。
スネークはアメリカへの進軍を始めようとしているキュエルボをハングライダーに乗り襲撃する。
スネークはキュエルボを強襲し、装置とお気に入りのコートを奪いヘリに乗って脱出を図る。
ユートピアやエディも乗せて飛び立とうとするヘリだったが、最後の力を振り絞って放たれたキュエルボのバズーカがヘリを襲う。
炎上しながらもLAを離れたヘリだったが、限界を迎えスネークは先にユートピアをヘリから逃がす。
森のなかに墜落したヘリだったが、スネークはなんとか生還していた。
すぐに駆けつけてきたアメリカ国家警察がスネークを囲む。
そこに現れた大統領にスネークはワクチンを打てと要求するのだったが、それはただの風邪だと一笑に付される。
そこにすでに捕まっていたユートピアが連行され、彼女に持たせていたダモクレスの剣が回収されてしまう。
大統領はその装置を使い進行してきている敵の軍隊を止めようとるのだが、それはニセモノのダモクレスの剣だったのだ。
激昂した大統領はスネークを射殺し、ユートピアすらも電気椅子で処刑しようとする。
しかし、スネークの姿はただの立体映像で彼を殺すことはできなかった。
電気椅子がユートピアを処刑しようとしたその瞬間、スネークは本物のダモクレスの剣を発動させる。
全世界を電磁パルスが襲い、世界中の電子機器が破壊された。
世界は闇に包まれたのであった。
暗闇の中スネークはアメリカンスピリットのタバコに火をつけ、一人こうつぶやくのであった。
「やっと人間に戻れたぜ。」と。
いやー、めちゃくちゃかっこいい映画でしたね。
バスケするスネーク。
サーフィンするスネーク。
ハングライダーに乗るスネーク。
スネークの名場面の目白押しですよ。
最後のアメスピに火をつける姿が暗闇にぼおっと浮かんで消えるラストなんか最高ですね、
眼帯をつけたスネーク・プリスキン役のカート・ラッセルが渋くてこれに憧れない男はいないでしょう。
スネークの素晴らしいところは相手になに言われても基本シカトというところです(笑)
答えたとしてもだいたい一言返せばいいほうです。
やっぱハードボイルドな男は喋っちゃだめですよね~。
物語の展開とか無骨すぎて一歩間違えればコントになりかねないんですが、かっこいいんですよこれが。
この映画は人が北斗の拳レベルであっさり死んでいくのも独特の空気感を作っていて面白いです。
ジョン・カーペンター映画の独特の空気感というものでしょうかね、そういったものが随所に感じられます。
物語が有無を言わせぬ展開で進んでいき、息つく暇がありません。
あー、また地上波でやらないかな~(笑)
私もスネークを見習って女性に重い身の上話を聞かされたら
「悲劇だな・・・タバコあるか?」で返そうと思います。
それではみなさんまたお会いしましょう。