映画

『トレマーズ』

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

『トレマーズ』です


私は好き度:
オススメ度:
B級映画度:
(星5つ満点)

はまさんすーから一言

「これぞB級映画!」

「トレマーズ」は1990年に公開されたアメリカのモンスターパニック映画です。

今作はカルト的人気を博し、「トレマーズ」はシリーズ化され、ビデオ映画も含むと5作、

そしてTVシリーズなどが制作されたようです。

今回紹介する「トレマーズ」はそのシリーズの栄えある1作目です。

ケヴィン・ベーコンなどの激シブ俳優が出演しています。

シリーズすべての作品に俳優のマイケル・グロスが出演しているそうです。

日本でも1990年に公開されなんと「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」との同時上映だったようです。

あらすじ

アメリカ、ネバダ州の田舎町パーフェクション。

ここで便利屋を営んでいたバルとアールは、毎日雑用の日雇い仕事をしていた。

彼らが荒野で鉄柵の修繕をしている横では地震を研究している女性のロンダが地震計のチェックをしていた。

バルとアールが修理を終え帰ったあと、微妙な振動を検知していたロンダも調査を切り上げ帰ろうかとしていた。

そんなロンダの足元の地中を何かが追っている。

その何かがロンダの足元に迫ろうとしたその時、ロンダはちょうど車に乗り立ち去ることに成功していた。

バルとアールは町に戻ったあとも雑用を続けていました。

ゴミの片付けから汚物処理までやらされる彼らは、とうとうこの生活に我慢の限界を迎えます。

もっと大きな町へ出ることを決心した彼らでしたが、その道中で鉄塔の上で死んでいる町民を発見する。

銃を持ったまま脱水症状で死んでいる死体を不審に思いながらも、死体を町に届けたあと、隣町へと再び向かいます。

2人は今度はじいさんと羊が無残な姿で死んでいるのを発見します。

異常さを感じた2人は町へ戻り、住民に事態を伝えます。

町の外の警察に電話しようとした彼らでしたが、電話が通じません。

2人は警察を直接呼ぶために三度隣町を目指すのですが、途中の道が崖崩れで通行不可能となってしまっていました。

そこの工事現場も悲惨な有様で、血や肉が飛び散っていました。

慌ててトラックに飛び乗る2人でしたが、何者かにトラックが引っ張られ進むことができません。

アクセルを全開にし、なにかを引きちぎりながらようやく発進し、2人は町に戻ることができました。

町につき、トラックを見てみるとなにやら触手のようなものがトラックにひっついていたのです。

町の雑貨屋で一晩明かした2人は住民と対策を話し合います。

そして便宜上、謎の怪物のことを「グラボイド」と命名するのでした。

B級映画と言われて、私がパッと思いつくのがこの映画「トレマーズ」です。

人によってB級の定義が違ったりするものですが、私の中でのザ・B級がこの作品なのです。

予算が少なそうだったり、とりあえずモンスターが襲ってくる展開だとか、

微妙にロマンスがあるだとか、展開が荒唐無稽だとか色々ありますが、日曜の昼間にやってそうな映画、

それがB級映画なのです。

たまに名作もやっているので誤解を与えてしまったらすいません(汗)

この「トレマーズ」はそのB級映画の中でのA級ですね。

なぜなら、普通におもしろいですから(笑)

姿の見えないグラボイドが襲ってくる緊張感には目を見張るものがあります。

テレビでやってたらぜひ、ビールでも飲みながら見てください(笑)

ここからネタバレ注意!

バルたちは車ではなく馬を使うことにし、出発する2人でしたが案の定グラボイドに襲われてしまいます。

地面から現れた巨大な怪物は触手を使い馬を食べてしまいます。

走って逃げる2人は、なんとかコンクリで固められた排水口に逃げ込むと、そのコンクリの壁にグラボイドが激突しました。

その衝撃でグラボイドは死に、2人は助かったのでした。

そこに地震研究者のロンドが現れ、怪物を調べていると、震度計にまた反応が現れ、記録を調べた結果

どうやらあと3体はグラボイドがいるようだと気づきます。

慌てて岩場に避難した彼らですが、グラボイドに囲まれてしまっているようでした。

棒で地面を叩いたりして調べた結果、どうやらグラボイドは振動を感知して獲物を襲っていることを突き止めます。

一晩岩の上で明かした彼らは、棒高跳びの要領で車に飛び移り、間一髪グラボイドの追跡を逃れます。

町へ戻った彼らでしたが、それと同時に町もグラボイドに襲われ始めます。

ホッピングする少女を慌てて救い出したバルでしたが、ロンダが柵に引っかかってしまいます。

柵ごとグラボイドに引っ張られるロンドでしたが、バルがズボンを脱がせ危機を脱します。

雑貨店の中に避難した彼らですが、冷蔵庫の音の大きさが災いし、店も襲われてしまいます。

なんとか屋上に避難した彼らでしたが、そこへ大量の重火器を所持しているバート夫妻から無線が来ます。

バート夫妻は地下シェルターに立てこもっているようでした。

怪物は地下から来るから屋上へ逃げろと警告するバルたちでしたが、一歩遅くバート夫妻がいる地下にグラボイドが現れます。

銃を撃ちまくるバート夫妻。

撃って撃って撃ちまくって撃ちまくります。

これでもだめか!というところでなんとかグラボイドを撃破するバート夫妻!

この隙にバート夫妻も屋上へと避難します。

この銃を撃ちまくる場面はサイコーです。

この映画の名場面の一つと言ってもいいでしょう。

撃って撃って撃ちまくってもうだめか!という緊張感とトリガーハッピーな感じが共存していて素晴らしいです。

バート夫妻最強すぎる。

残り2体となったグラボイドですが、町の建物を次々と破壊し、避難している人々を襲おうとします。

そこでバルたちはグラボイドにも負けない強い車のブルドーザーにトレーラーを牽引させ避難する案を考えます。

ロンダが取水塔の水を利用してグラボイドたちをおびき出しているうちに

バルはブルドーザーでトレーラーを牽引し、住民たちを救出することに成功します。

対グラボイド用の爆弾をこしらえていたバート夫妻を回収し、岩盤の固い山岳地帯へ向かうバルたちでしたが、

グラボイドが用意していた落とし穴の罠にハマり、ブルドーザーが動けなくなってしまいます。

爆弾を爆発させてひるませた隙に岩場に避難した彼らは、爆弾の一つをグラボイドに喰わせることに成功します。

木っ端微塵に弾け飛ぶグラボイド。

残す敵はあと一体。

同じように爆弾を飲ませようとしたのですが、学習したグラボイドには同じ手は通じません。

逆にこちらの爆弾をほとんどオシャカにされてしまいます。

追い詰められたバルは、残された爆弾を手に崖の方に走っていきます。

それを追うグラボイド。

バルは爆弾をグラボイドに投げるのですが、爆発は無視され、グラボイドは加速してバルに襲いかかります。

しかし、その時バルは崖を背にギリギリで身をかわします。

加速したグラボイドはそのまま崖を突き破り、遥かな下へと転落し、息絶えます。

見事彼らはグラボイドを退けることに成功したのでした。

そしてバルとロンダはロマンチックなキスをしてEND。

この映画はモンスターパニック映画の中ではかなり演出面で上の方なのではないでしょうか。

今見ればチープな怪物たちの姿も地中に隠すことによってさほど目につかなくなりますし、

さらに姿が見えないことによって緊張感が増し、ミステリアスさも増大していますからね。

それにしても、何度もグラボイドに襲われてる人にとっては奴らはもはや脅威ではなく

ただの害獣の一つみたいな感覚なんじゃないでしょうかね。

シリーズ全作追えていないので、どっかの作品でグラボイドキラーみたいな人も出てきているのかも知れません(笑)

あとこれも言っておかないといけませんね、

グラボイドのデザインは完全にモンゴリアン・デス・ワーム(都市伝説上の生物)がモデルでしょう。

なにはともあれ「トレマーズ」はモンスターパニック映画のお手本にするべき映画の一つだと私は思います。

それではみなさんまたお会いしましょう。