皆様こんにちは、はまさんすーです
今回ご紹介するのは
『ブルース・ブラザース』です
私は好き度:★★★★★
オススメ度:★★★★★
神の使者度:★★★★★
(星5つ満点)
はまさんすーから一言
「See You Next Wednesday.」
「ブルース・ブラザース」は1980年に公開されたアメリカ映画です。
この映画は元々、アメリカのNBCの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」の
人気コーナーをベースにストーリーを付けたものとのことです。
スラップスティック・コメディをベースに、アクションやミュージカルの要素だけではなく
ブルースやR&B、ソウルミュージックなどの黒人音楽へのオマージュもたっぷりです。
監督は「星の王子ニューヨークへ行く」や、ビバリーヒルズ・コップ3などを監督したジョン・ランディスです。
主演には俳優だけではなく、コメディアンやミュージシャンとしても愛されたジョン・ベルーシと、
「ゴーストバスターズ」シリーズなどにも出演し、ミュージシャンとしても定評のあるダン・エイクロイドが務めています。
あらすじ
強盗を働いたジェイク(ジョン・ベルーシ)は3年の刑期を終えて出所を果たした。
迎えに来た弟のエルウッド(ダン・エイクロイド)とともに、いつもの黒スーツ一式に着替え、愛車のブルースモービルに乗り込みます。
彼らはかつて兄弟を育ててくれた孤児院に挨拶に向かいます。
二人はそこの修道女(通称ペンギン)から、固定資産税の5000ドルが払えなくて立ち退きを迫られてると聞きます。
援助を申し出る二人でしたが、犯罪で得た汚い金はいらないと突っぱねられます。
孤児院を救いたい二人はかつて世話になったカーティスに相談すると、彼に移動礼拝に出席することを進められます。
そこではジェームズ牧師(ジェームズ・ブラウン!)が歌って踊ったりして説法を聞きに来た人達を楽しませていました。
そこでジェイクは天啓を受けます。
それはバンドで5000ドルを稼ぐことでした。
こうして二人の孤児院救済のためのハチャメチャな珍道中が始まります。
この映画は今でも根強いファンが存在し、1998年にはこの映画の続編の「ブルース・ブラザース2000」も制作されました。
彼らの特徴的な出で立ちである「黒いスーツ、ネクタイ、革靴、帽子、レイバンのサングラス」は
往年のブルースミュージシャンへのオマージュでしたが、この映画の後には彼らそのもののアイコンになり、
「メン・イン・ブラック」や「マトリックス」の衣装は彼らへのオマージュとも言われています。
本作は当初148分の長さで制作されたのが、こんな映画は白人は見ないと言われ、133分に短縮されたそうです。
それがDVD化の際に復元され、特別編として発売されたとのことです。
この映画の見所は破天荒なストーリーもさることながらその楽曲です。
しかも、ゲストとしてジェームズ・ブラウンや、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、ジョン・リー・フッカーなど
超豪華なミュージシャンたちが出演しているのです。
チャカ・カーンやスティーブン・スピルバーグもカメオ出演しており、これは伝説になるわと納得の作品なのです。
好きな映画を聞かれてこの映画を答えるような人になれば一目置かれること間違いなしです!
ここからネタバレ注意!!
バンドを組むために昔のバンドメンバーに連絡を取ろうとするジェイクたち。
しかし、信号無視をした所を警官に捕まってしまい、職務質問を受けてしまいます。
車検違反に、免停中のエルウッドは慌てて逃げ出し、ショッピングモールを破壊しながら逃走します。
自宅に帰ってきた二人を更に謎の女が襲ってきて、ロケットを二人の家に打ち込んで家はめちゃくちゃになります。
バンドメンバーの住んでいた家の住民からメンバーの手がかりを得て、バーに向かうブルースたち。
そこでかつてのメンバーのマーフたちと再会し、バンド再結成の足がかりを得ます。
残りのメンバーを集めに高級料亭に向かい、そこでボーイをしてたファビュラスは断るのでした。
しかし、そこで暴れまわったブルースたちは、バンドに復帰しなければ毎日ここで暴れてやると彼を脅し、
ファビュラスをバンドに戻すことに成功します。
次へ向かう途中でナチ党の集団を見たブルースたちはイリノイ・ナチスは嫌いだと言って
彼らに車で突っ込み、川に突き落としてしまいます。
ナチスの司令官はブルースたちに恨みを抱き彼らを狙うようになってしまいます。
最後のメンバーであるマットを勧誘しに彼の経営するソウルフード店を訪れたブルースたち。
彼らの注文を聞いた途端ブルースたちだと気づいたマットは妻(アレサ・フランクリン)の大反対を押し切り、
自分の人生は自分で決めるとギターを持って彼らのバンドに戻ってきれくれました。
ブルースたちはレイ楽器店(レイ・チャールズ本人!)に行き、ツケで良い楽器を持ち出します。
今度はライブ会場を決めようと、公衆電話をかけようとしたブルースたちでしたが、
そこをまた謎の女が襲撃してきます。
火炎放射器で彼らを攻撃し、それが近くのガス缶に引火してしまい、彼らは公衆電話ごと吹っ飛んでいきます。
なんとか生き延びた彼らは適当な演奏場所としてとある酒場に乗り込んで勝手にそこで演奏してしまいます。
客を盛り上げた彼らでしたが、そこに元々演奏するはずだった出演者たちが来て大騒ぎ。
逃げ出すブルースたちを元々の出演者たちが追いかけ、そこに警官たちも加わり大捕物になってしまいます。
ほうほうの体で逃げ切った彼らは、昔なじみのプロモーターであるスラインにライブ会場の相談をします。
サウナで相談をする彼ら(ブルースたちはグラサンをしたままサウナに!)
なんとかパレスホテルで演奏できることになったブルースたち。
しかし、孤児院の納税期限が二日後に迫っており、ブルースたちは街中をスピーカー車で周り宣伝します。
孤児院の子どもたちやレイ楽器店たちも宣伝に協力してくれました。
そしてライブ当日、車がガス欠になったりしながらも彼らはライブ会場に向かいます。
しかし、ライブ会場は警察に囲まれてしまっていました。
ブルース兄弟は隠れながらライブ会場に潜入することに成功します。
いよいよステージに登場した彼ら。
最初は冷めていたオーディエンスも、彼らのパフォーマンスによって大盛り上がり。
会場のボルテージは最高潮に達しました。
曲の合間に舞台裏に来たブルースたちにレコード会社の社長がレコード化の話を持ってきます。
ブルースたちは前金として1万ドルをもらい、残りをメンバーの報酬とレイ楽器店のツケに回すよう社長に頼みます。
納税に向かうため、ライブを抜け出し隠し通路から脱出を図るブルースたち。
そこに再び、謎の女が襲いかかります。
実は彼女はジェイクの元カノだったのです。
彼女の銃撃をかいくぐり、彼女にキスをするジェイク。
彼女をなんとかなだめたかブルースたちは車に乗り込み、警察も振り切ります。
彼らがガードレールを突き破って土手を降りていく場面で後を追ったパトーカーが次々に転げ落ちていく場面は痛快です。
しかし、ブルースたちの命を狙うナチスまでも彼らを追ってきます。
ブルースたちの車を追う、ナチスのリーダーが乗った車。
ブルースたちが工事中の高架道路を走り、バク宙をかました瞬間、ナチスの車は高架から転落していってしまいます。
そこで、車が落ちる瞬間ナチスの車の運転手がリーダーに愛の告白をするのですが、
あまりにも唐突すぎて唖然としたあと笑ってしまいました。
なんとか税務署にたどり着いたブルースたちは、無事に5000ドルを納税することに成功します。
ところが、ブルースたちを追ってきた警官に彼らは捕まってしまいます。
大量の警官に囲まれ、ブルースたちの刑務所行きが決まってしまいます。
そして、刑務所の中ではエルヴィスの「監獄ロック」を歌って大盛り上がりのライブをするブルース兄弟の姿があった。
―FIN―
この映画で私が一番好きなのはライブの1曲め「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY」が流れる場面ですね。
最高にかっこいいです。
この冒頭でエルウッドが観客に向けてかますセリフがまたかっこいいんですよね。
「忘れないで欲しい。どんな人だろうと、どんな風に生きてこようと、富める人もなんとか生きてる人も、みんなに共通することがあるということを。あなたも、私も、みんな誰もが」
と言って歌う曲が「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY(みんな誰かを必要としている)」というね。
いやー、粋ですよね。
その曲の合間でもエルウッドが「特別な誰かと出会ったら、その男を、その女をしっかりとつかむんだ!」と叫ぶんですが痺れました。
あと謎の女役として出演してるのがあのスターウォーズシリーズのレイア姫で有名なキャリー・フィッシャー!
キャリー・フィッシャーが銃火器をぶっ放しまくるのは爽快です。
この映画はとにかくオシャレというか、泥臭いんですが男の子が好きな要素が詰まってるというか素晴らしいんですよ。
カーチェイスとミュージカルとライブで興奮したあとは、エッジの効いた出演者たちのセリフで痺れさせられるんです。
栄光に向かって走る あの列車に乗って行こう
はだしのままで飛び出して あの列車に乗って行こう
弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく
その音が響きわたれば ブルースは加速していく
それではみなさんまたお会いしましょう。