アニメ

うしおととら

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

アニメ版『うしおととら』です!

>>うしおととらホームページ

「うしおととら」は1990年から1996年にかけて週刊少年サンデーで連載された

藤田和日郎による少年漫画です。

この記事の目次(タップして読みたいところへ)

あらすじ

今回紹介するのは2015年から放映されたその漫画のアニメ版についてです。

日本のあるお寺の一人息子、蒼月 潮(あおつき うしお)はある日、
自宅の蔵に地下室があることを発見する。

そこには槍によって壁に縫い留められている妖怪が存在していた。

その妖怪が言うには、自分は何百年も前に日本を荒らし回った妖怪であり、
この寺の祖先によってここに封印されたのだという。

しかし、二人が出会った、その時、潮の幼馴染が妖怪に襲われてしまっていたのだった。

幼馴染を助けることに協力する代わりに自らを封じているこの槍を抜けと宣う、

「とら」と名付けられたその妖怪。
苦悩の末、潮はとらを解き放つことにするのだった。

そして潮は、とらを封印していた槍、「獣の槍」を手に、とらと協力し、
幼馴染を襲っていた妖怪を撃退することに成功する。

そうして最強のコンビ「うしおととら」がここに結成されたのだった。

日々、襲いかかってくる妖怪を撃退していく二人だったのだが、仏教団体・光覇明宗に
危険視され、刺客を放たれてしまう。

二人のピンチに戻ってきた父、そして彼が残した言葉、「母の秘密を知れ」を頼りに、二人は一路北海道へと旅立つのであった。

そこで出会う数々の敵と友人。

出会いと別れ。

哀しみや歓喜。

そして知る、母の真実と、獣の槍の過去、彼らの本当の敵の存在。

それらすべてを乗り越えた先に彼らがどうなるのか。

この物語の原作は日本の少年漫画史に残る傑作の一つです。

アニメ化され、少なくないエピソードが削られてしまっていますが、そのストーリーの素晴らしさは一切色褪せていません。

彼らの物語の結末は是非あなたの目でお確かめください。

原作は長大な連載マンガであり、物語は一話完結のように見える部分もあるのですが、その全てが実は繋がっているという、捨て回無しの名作なので、枠が限られているアニメにするのに非常に苦心したことでしょう。

ファンである私ですら本当に可能なのか不安に思っていました。

しかし、シリーズ構成に、原作者の藤田和日郎先生が関わっていたこともあり、見事な構成、構築となっております。

熱心なファンの方の中には「あの話がない!だめだ!」という方もいることでしょう。

しかし、全体を通して見れば、カットされた箇所に上手くフォローを入れたり、スピーディーな展開にすることによってうまく省略したりするなどで、話の整合性は破綻せず、盛り上がりも減じることなく演出されております。

泣く泣くカットされた場面も原作を知ってる身からすれば残念でありますが、初見の視聴者の方には全く気づかれないようにうまくまとめられています。

アニメ視聴の方に強くオススメしたいのは、このアニメを見たあとに原作を読めば、二度美味しい!という点です。

むしろ、既読者としてみれば、アニメで感動できたあとに、更に漫画でも感動できることに羨望すら感じます。

原作読んだ方でアニメ見てないよという方でも、是非、アニメも見ていただきたいです。

新しい発見がありますし、何より動いてるうしおととらが見られることに感動します。

昔、OVAで一度アニメ化されていますが、そちらもクオリティは高いのですが
短編集という感じなので、ファンには消化不良でした。

今回、うしおととらの出会いから結末までちゃんと、素晴らしいアニメにしてくれたことには感謝しかありません。

ここからネタバレ注意!!

僕がアニメで一番好きなシーンは、38話の「今、オレ達は…太陽と一緒に戦っている!」の場面です。

ここに「うしおととら」のすべてが集約されています。

長い長い旅路の果てに、出会ったもの全てとともに戦う二人。

背中に全てを背負う彼ら、それを太陽と一緒に戦っていると表現するのです。最高ですね。

原作でもめちゃくちゃ感動したのですが、アニメで声付きで見ると感慨深いものがあり、熱いものが込み上げてきます。

好きなエピソードとしては36話の「約束の夜へ」ですね。

孤独な戦いへと身を投じる小夜、そして獣の槍の復活。

そして何より鏢さんの最期。

愛する家族を白面の手のものに殺され、復讐鬼と化した鏢。

自分の体や人生全てを復讐に捧げていた鏢さんの激闘とその最期に涙しない人はいないでしょう。

最後の最後に救われたような鏢さんの表情には感動を禁じえません。

みなさん、それぞれに好きなキャラや好きな場面があると思います。

ここに挙げてないけれども、まだまだ大量に名場面があります。

最終話のトラの最期や、みんなで潮の髪を梳く場面、みんなの記憶が消える瞬間と、それを取り戻す展開。

流のにーちゃんや、HAMMRの博士たち。

そして何より、白面の者の最期。

挙げていけばキリがありません。

「うしおととら」の魅力と、その凄まじさは何と言っても、その話の展開と各場面毎の熱量の高さです。

出会ってきたキャラクター全員に役割があり、出会ってきたもの全てに意味があるのです。

どこにも無駄がない話の展開、最終決戦に向けて全てがうねりを持って活きてくるのです。

そしてそれら全てを、全精力を持って熱く描ききる作者の技量が素晴らしいです。

この作品を少年漫画と言わずして何と言うのでしょうか。

ザ・少年漫画の中の少年漫画がこの「うしおととら」なのです。

個人的にアニメ化されなくて残念なものを挙げていこうと思います。

光覇明宗の破戒僧、凶羅。彼は全面的にカットされて非常に残念です。

あと、キリオ周辺の物語。キリオは原作ではもっとスポットが当てられるので未読の人は必見ですね。

徳野のおっさんもカットされたのが悲しいです。

他にもカットされたキャラやエピソードはたくさんあるのですが、逆を言えばこんだけカットしたのに、面白く作ってあるアニメ版はすごいということです。

そしてもう一つ私が「うしおととら」の好きなところは声優陣です!
蒼月 潮:畠中 祐
とら:小山力也
中村麻子:小松未可子
井上真由子:安野希世乃
蒼月紫暮:藤原啓治
蒼月須磨子:坂本真綾
羽生礼子:牧野由依
羽生道雄:三宅健太
間崎賢一:中村悠一
ヒョウ:浪川大輔
檜山 勇:豊崎愛生
厚沢:てらそままさき
衾:高木 渉
かがり:清水理沙
雷信:三木眞一郎
十郎:梶 裕貴
鷹取小夜:南里侑香
オマモリサマ:茅野愛衣
日崎御角:折笠富美子
日崎御角(晩年):さとうあい
和羅:柴田秀勝
雲外鏡:飯塚昭三
河童:うえだゆうじ
一鬼:江川央生
山ン本<東の長>:古川登志夫
神野<西の長>:諏訪部順一
関守日輪:水樹奈々
秋葉 流:細谷佳正
杜綱 悟:逢坂良太
杜綱 純:高垣彩陽
イズナ:永澤菜教
ジエメイ:花澤香菜
ギリョウ:宮野真守
時逆/時順:田中真弓
キリオ:潘めぐみ
九印:小西克幸
引狭:坂口候一
斗和子:林原めぐみ
くらぎ:甲斐田裕子
たゆら:子安武人
などか:緒方賢一
バルトアンデルス:村瀬 歩
ヘレナ・マーコフ:津賀有子
ニコラス・ケストラー:沢木郁也
マルコ・パブロティ:有本欽隆
紅煉:若本規夫
白面の者:林原めぐみ

さすが「うしおととら」です!

まとめ

全ての生きとし生ける物への生命賛歌がここには描かれています。

「うしおととら」は全ての少年漫画好きにオススメできる掛け値なしの名作ですので、是非、周りのみんなに勧めて語り合ってみてください。

盛り上がること間違いなしです。

最期に、皆さんは「とら」は最期、消えてしまったままだと思いますか?

私は、きっと「とら」はまた潮たちの前に現れたのだと思っています。

なぜなら、妖怪は死ぬことはないのですから。

P.S. 同じ藤田和日郎先生の名作「からくりサーカス」のアニメ化が今年発表されました。

「うしおととら」以上に長大で複雑な話なのですが、感動間違い無しの名作ですので

原作を読み返しながら期待して待ちましょう!