映画「た」行

ドランクモンキー 酔拳

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

『ドランクモンキー 酔拳』

私は好き度
オススメ度
酔えば酔うほど強くなる度
(星5つ満点)

はまさんすーから一言

「酒をくれ!」

「ドランクモンキー酔拳」は1978年に制作された香港のカンフー映画です。

「スネーキーモンキー 蛇拳」の姉妹編という位置づけで制作され、監督は同様にユエン・ウーピン。

そして主演は言わずとしれたカンフー映画の大スター、ジャッキー・チェンです。

ジャッキー演じるウォン・フェイフォンは清朝末期に実在した洪家拳の達人らしいのですが、

本作は彼をモデルにしながらも全くのオリジナルストーリーが展開されています。

内容はコミカルでシリアスな要素が全く無いものになっています。

ジャッキー映画といえばこれ!という人も多いのではないのでしょうか。

ドランクモンキー 酔拳あらすじ

名門道場の子息、ウォン・フェイフォンはそこそこ腕はたつが、日々悪友と道場をサボり自堕落な生活を送っていました。

ある日フェイは通りで可愛い女の子をナンパするのですが、女の子の母親にボコボコに返り討ちにあいます。

返り討ちにあったフェイは腹いせにヒスイ売りにいちゃもんを付けていたチンピラを退治して帰ります。

家に帰ると父親が自分の妹とその娘が来ているとフェイに紹介するのですが、

なんと彼女たちは先程フェイがナンパした女の子とフェイをボコした母親ではないですか。

彼女たちによって先程のフェイの狼藉が父親に暴露されてしまいます。

その上そこにフェイが退治したチンピラが仲間の格闘家を連れてフェイのところにやってきたのでした。

大乱闘に発展し、フェイはそこで大暴れするのですがフェイの余りの素行の悪さに辟易とした父親は

フェイを自身の友人でもあり酔拳の達人でもあるスー・フアチーの元に預けることを決めてしまいます。

スー・フアチーの元に行ったが最後、それはそれは恐ろしい目に合うという噂を聞いたフェイは逃げることにします。

逃亡したフェイですが空腹には勝てません。

一銭も持ってない身でありながら食堂で食べ物を注文しまくります。

トイレに行くふりをして食い逃げをしようとしたフェイですが、用心棒が現れ捕まってしまいます。

するとそこにいた酔っぱらいの老人も騒動に加わり乱闘騒ぎになってしまいます。

ドサクサでなんとか老人とともに逃げ出したフェイは、老人に自分の事情を話すのでした。

しかし、その老人こそが酔拳の達人であるスー・フアチー本人だったのです。

抵抗虚しくあっさりスー・フアチーに捕まったフェイは彼のもとで修行することになってしまったのでした。

過酷に次ぐ過酷な修行で、フェイがいくらサボろうとしてもスー・フアチーに見破られ更にひどいことになるのでした。

そこでフェイは修行中に溺れたふりをしてスー・フアチーを油断させ、逃げ出すことに成功します。

逃げた軒先で休んでいた所、殺し屋 閻鉄心に出会ってしまったフェイは閻鉄心にめちゃくちゃ屈辱的に負けます。

泣きながら閻鉄心の股をくぐり命乞いをし逃げ出すのでした。

この雪辱を誓ったフェイはスー・フアチーの元へと戻り修行を再開するのでした。

ドランクモンキー酔拳の見所!

私はジャッキーの軽妙なアクションも大好きですが、ジャッキー映画で好きなシーンはやっぱり修行シーンなんですよね。

水を使ったり壺を使ったり、あらゆるものを使ってメチャクチャな修業をしていてすっごいつらそうなんですが

見ていてすごいワクワクするんですよね(笑

修行ってもう響きがいいですよね。ロマンしか感じません。

男の子なら幼い頃一度くらいは修行と称して奇行を行ったことがあるのではないでしょうか(笑)

あとやっぱりアクションシーンはさすがですね。

若きジャッキーのキレッキレな動きと、飄々とした酔拳の動きの相性は抜群です。

主人公のフェイが殺し屋に負けて股をくぐらされる話は似たような話が「項羽と劉邦」の時代の英雄の一人、韓進の逸話でありますね。

「韓信の股くぐり」が気になる方はこちらをどうぞ

>>>韓信の股くぐり

ここからネタバレ注意!!

ある日フェイとスー・フアチーは賭博場でイカサマを見破り一儲けします。

用心棒もやっつけ意気揚々と帰った彼ら。

そこでフェイはスー・フアチーに酒がなくなったから買ってこいと使いっ走りに行かされます。

しかしフェイは水にちょっとだけ酒を混ぜて買ってきたように装います。

そこを賭場の連中が更に強いやつを連れて襲ってきます。

スー・フアチーは酒を飲めば無敵だと、フェイの持ってきた酒(ほぼ水)を飲むのですが、

全く酔うことができず、敗北を喫してしまうのです。

自分のせいで師匠が負けてしまったと落ち込むフェイ。

スー・フアチーはそんなフェイに門外不出の奥義「酔八仙」を伝授することにするのでした。

厳しい修行を経てフェイは凄まじい成長を果たします。

フェイの成長を見届けたスー・フアチーはフェイが買い物に行っている最中に手紙を残してフェイの前から去るのでした。

その頃、フェイの父親の道場がライバル道場から立ち退きを迫られていました。

先祖代々の土地だと頑として交渉に応じないフェイの父親に業を煮やしたライバル道場は殺し屋閻鉄心を雇い暗殺を計画します。

閻鉄心によって窮地に陥る父。

その時、父を助けるためにフェイが戻ってくるのです。

因縁の相手閻鉄心との再戦が始まったその時、どこからともなくスー・フアチーが現れ、フェイに酒を渡します。

酔えば酔うほど強くなるフェイは酔八仙を駆使し、閻鉄心を追い詰めます。

しかしその時、閻鉄心は対酔拳用の拳法 無影拳を繰り出し、形勢が逆転してしまいます。

ピンチに陥ったフェイにスー・フアチーはお前だけの酔拳を編み出せとアドバイスを送ります。

その言葉で覚醒したフェイは自分流の酔拳のスタイル「何仙姑」を編み出します。

女性らしい動きを取り入れた酔拳のスタイル「何仙姑」で閻鉄心を追い詰め、見事閻鉄心を撃破するのでした。

やり遂げたフェイの元に、父とスー・フアチーが駆け寄り物語は

劇終

ドランクモンキー 酔拳感想

酔えば酔うほど強くなるってもうロマンの塊ですよね。

胡散臭い酔っぱらいの老人スー・フアチーがめちゃ強いおじいちゃんで彼のもとで修行をして因縁の相手を倒すっていう

この酔拳の話は日本の漫画にすごい影響を与えていると私は感じます。

初期のドラゴンボールとかかなりこういったカンフー映画を下敷きにしているんじゃないでしょうか。

続編である酔拳2もかなり名作で私は好きなのでみなさんもぜひご覧ください!

あとやっぱりジャッキーの吹き替えは石丸博也さんじゃないとだめです!

ちなみに私は酔えば酔うほど弱くなります。

それでは皆さんまたお会いしましょう!