映画

『グリンチ』(2000年版実写版)

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

『グリンチ』(2000年版)です


 

今日ご紹介するこの映画「グリンチ」は、ドクター・スースが1957年に刊行した

児童向け絵本「いじわるグリンチのクリスマス」を元とした実写映画となっています。

折しも、この2018年12月14日に同作を元としたCGアニメ映画「グリンチ」が公開されようとしていますが、

それ以前にもこの物語は映画化されていたのです。

2018年度版「グリンチ」は、声優に「ドクター・ストレンジ」で主演を果たした

ベネディクト・カンバーバッチが起用され、話題を読んでいますが、

今回ご紹介する2000年度版「グリンチ」の主演はあの、ジム・キャリー主演しています。

私は、個人的にジム・キャリーが好きでして、「Mrダマー」や「エース・ベンチュラ」、「マスク」、

「ケーブルガイ」、「ライアーライアー」などのコメディでの彼も好きなのですし、

「トゥルーマン・ショー」、「マン・オン・ザ・ムーン」、「エターナル・サンシャイン」などでの

ちょっと大人びたジムキャリーも大好きです。

今回の「グリンチ」での彼は・・・、全身特殊メイクで覆われており、ぱっと見ではほとんど彼とはわかりません(笑)

ただ、随所に現れる所作や、特殊メイクを通じて表れる表情などで、

やっぱりジム・キャリーが演じているんだなとわかることができます。

また、この映画は、「アポロ13」や「ビューティフル・マインド」、「ダ・ヴィンチ・コード」などで名を馳せた

ロン・ハワードが監督をしており、

特殊メイクも、何度もアカデミー賞のメイクアップ賞を受賞しているリック・ベイカーが担当し、

この映画でもアカデミーメイクアップ賞を受賞しました。

この記事の目次(タップして読みたいところへ)

あらすじ

これは、この世界とはどこか違う、小さな小さな雪の結晶の中の妖精の国のお話。

ポントゥーズ山の遥か向こうには、鼻が長い妖精のフーたちが住む、フーヴィルという街がありました。

彼らはクリスマスが大好きで、毎年毎年クリスマスを盛大に祝っていたのでした。

今年も、街は華やかなイルミネーションに飾られ、プレゼントをたくさん用意しようと街は活気にあふれていました。

そんな街に住む少女、シンディはそんなにぎやかな街を不思議そうに眺めているのでした。

そして、その街の北の山、クランピット山にはグリンチという緑色の妖精が住んでいました。

人間に似た見た目のフーたちとは違い、彼は全身毛むくじゃらで、緑色の容姿をしていたのです。

グリンチは山の洞窟で、愛犬と共に暮らしているようでした。

そして何より、フーたちとグリンチが決定的に違うものがありました。

それは、グリンチは、クリスマスが大っ嫌いなのです。

過去のトラウマから彼はクリスマスを憎悪するようになり、人々の幸せそうな笑顔までも嫌いになっていき、

山に引きこもるようになってしまったのです。

冷え切った彼のハートは、いつの間にか、常人の半分の大きさにまで縮んでしまっていました。

そして、幸せそうなクリスマスの情景に耐えられなくなった彼は、街へ降り、様々ないたずらを仕掛けようと画策するのです。

こうして、グリンチのみならず、街全体を巻き込んだ「千年祭のクリスマス」が幕を開けようとしているのでした。

私は、クリスマス映画もけっこう好きでして、こういう雰囲気に弱いんですよね。

私自身はアメリカとは縁もゆかりもないのですが、クリスマス映画に見るアメリカのクリスマス周辺の騒々しさと、

クリスマス当日の静謐な雰囲気に憧れてしまうんですよね。

雪が降りしきる寒空にイルミネーションのきらびやかな光が反射して、家々の中では暖かそうな暖炉が焚かれ、

飾り付けられたクリスマスツリーの下にはたくさんのクリスマスプレゼントがある。

いやー、憧れますよね。

そんなクリスマス一度も経験したことありませんし、これからもそんな予定もなさそうだし、

テレビの中でしか見たことないというか、私の頭の中で妄想爆発しているだけなんですが、

寂しさで私がグリンチになりそうです(笑)

日本のクリスマスもいいんですが、日本は恋人志向が強いというか、お祭り感がして、静謐さをあんまり感じないんですよね。

一度は丸焼きの七面鳥を食べてみたいものです。

また、この映画は、ファンタジー色も強いので、より、クリスマスがメルヘンチックに描写されてて美しいです。

グリンチに扮したジム・キャリーの表情も、ジム・キャリーっぽさ全開で必見です。

ここからネタバレ注意!

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グリンチがここまでクリスマスを憎む様になってしまった過去のトラウマ、それは、辛い記憶です。

かつて、彼も他のフーの子達と同様、フーディンで育てられていたのでした。

フーの子どもたちは毎年、コウノトリがカゴに入れて運んでくるのですが、その時から彼は緑色の赤ん坊でした。

当初は、他の子と同じように育てられていた彼は、次第に、自らと、他の子との違いを痛感していくのです。

体は次第に大きくなり、美的センスが他の子と違いだし、8歳の頃にはヒゲまで生えてきてしまうのです。

そのことを学校でからかわれるグリンチでしたが、彼にはマーサという好きな女の子がいました。

クリスマスにマーサへプレゼントを渡そうと考えたグリンチは、手作りの人形を用意し、

少しでも見た目を良くしようと、ヒゲも頑張って剃りました。

顔中をヒゲ剃りでの傷だらけにしながらも、当日、プレゼントを渡そうとした彼を、同級生たちが大笑いしたのです。

ひどく傷心したグリンチはそれ以来、人もクリスマスも憎み、北の山で引きこもり生活を始めてしまったのです。

フーの人たちが捨てるゴミで糊口をしのぎながら、彼は生きていたのでした。

そして、年月が経ち、「千年祭のクリスマス」の準備をぶち壊そうと街へ降りたグリンチは、グリーティングカードが集積された郵便局を荒らそうとします。

一方、シンディという少女が郵便局員の父親に連れられ、郵便局を訪れます。

父親とはぐれてしまったシンディはばったり、手紙の集積所を荒らすグリンチと出会ってしまいます。

驚いたシンディーは誤って、集配機の中に落ちてしまい、手紙の山に潰されそうになってしまいます。

あわや、というところを救ったのはなんとあのグリンチでした。

とっさに彼女を助けてしまったグリンチは、バツが悪くなり退散するのですが、助けられた少女、シンディは

彼が実は嫌われ者のグリンチだと知って、彼は本当はいい人なんじゃないかと思い始めます。

シンディは彼がなぜああもクリスマスを憎むようになったのかを知りたくなり、大人たちに尋ね始めます。

そして、隣人であるマーサにシンディは尋ねました。

あのグリンチが好きだった少女、マーサは大人となり、市長にプロポーズされていました。

しかし、その市長は、昔、プレゼントを渡そうとしたグリンチを大いにからかった嫌な男だったのです。

グリンチの過去を知ったシンディは、どうにか仲直りできないかと考えます。

そして、「千年祭のクリスマス」の名誉会長にグリンチを推薦するのでした。

シンディは、彼に推薦状を渡し、下山してもらおうと彼のところを訪れます。

最初は信用しないグリンチでしたが、シンディの熱意と、

彼の名誉市長就任を嫌がる街の人の顔を想像した結果、下山することにしたのです。

一抹の不安を抱えながらも下山したグリンチを迎えたのは、人々の温かい歓迎でした。

グリンチの育ての親たちに祝われ、街をパレードするグリンチだったのですが、

就任式に現れた市長が、プレゼント交換を持ちかけてきたのです。

そして、市長がグリンチに渡したのはヒゲ剃り。

過去のトラウマが蘇り、全てのものが裏切りと感じてしまったグリンチは激昂し、市長の頭を剃り上げ、大暴れして帰ります。

そしてクリスマス当日、グリンチは街中のイルミネーションやプレゼントを根こそぎ奪い取ってしまうのです。

クリスマスを奪われた住民は怒り、グリンチを責めようとするのですが、シンディが身を挺して彼をかばいます。

そして、クリスマスはプレゼントやイルミネーションが大事なのではない、クリスマスとは心の在りようなんだとみんなを説得します。

心打たれた人々は、慎ましやかにクリスマスを祝い始めるのでした。

そんな様子に、グリンチの縮んでしまった心が反応します。

罪悪感を覚え、いたたまれなくなったグリンチの元をシンディが訪ねました。

山のようなプレゼントと共に雪山を滑り降りたシンディとグリンチ。

そして彼は、素直に街のみんなに今までの謝罪をしたのです。

それを聞いたマーサは、市長のプロポーズをきっぱりと断り、グリンチの元へと走っていくのでした。

そして、グリンチはマーサ、シンディ、街の人々と一緒にクリスマスを祝うことができたのでした。どっとはらい

今年も、この世の何処かでフーディンの人々はクリスマスを祝っているのでしょね。

元が童話ということもあって、この物語は、様々な寓意を私達に語りかけてきています。

ポリティカル・コレクトネスが声高に叫ばれる昨今、そんなことはずっと昔から叫ばれているのです。

それがここまで大きな社会的潮流になった要因には、一人ひとりの個人が意見を発しやすくなった影響もあるでしょうが、

なにより、いわゆる社会的弱者の方々が、自分の仲間を見つけやすくなったという事も大きいのではないでしょうか。

今までは自分ひとりが持ち続けていた違和感、怒り、悲しみ、社会からの隔絶を、

共有する人、もの、手段が増えたおかげも大きいのだと私は思います。

この映画の主人公、グリンチは、この映画の中での社会的マイノリティです。

社会との軋轢、自己と他者との違いに苛まれた彼は、孤独を選び、憎しみに日々を費やしていました。

しかし、孤独を癒やすためには、やはり、暖かく迎えてくれる存在が必要なのです。

グリンチがもらった、最高のクリスマスプレゼントは、シンディという、かわいいお友達だったのかもしれませんね。

皆さんは、今年のクリスマスはどこで、誰となにをする予定でしょうか。

皆さんのクリスマスに幸多からんことを祈っております。

そして、誰か私の心を温めてくれる人も募集しています。

それでは皆さんまたお会いしましょう。