映画「た」行

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

皆様こんにちは、はまさんすーです

今回ご紹介するのは

『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』です

私は好き度:
オススメ度:
史上最低度:
(星5つ満点)

はまさんすーから一言

「配役に注目!」

「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」は2008年に公開されたアメリカのコメディ映画です。

ベトナム戦争を題材にした映画を制作していたスタッフがとんでもないことに巻き込まれていくというストーリーとなっております。

アメリカでは公開後すぐに大人気と成り、ランキングでは初登場1位を記録と興行収入も1億ドルを突破しました。

監督、脚本、主演すべてをトップコメディ俳優のベン・スティラーが務めています。

その他の出演者も「アイアンマン」のロバートダウニーJr、「スクールオブロック」のジャック・ブラック、

そしてあのトム・クルーズと超豪華です。

あらすじ

様々な映画に出演し、人気俳優となっていたタグ・スピードマン(ベン・スティラー)は今ではちょっと落ち目のアクション俳優。

そこに超豪華俳優陣を迎えて戦争映画を作る話が舞い込んできます。

ベトナム戦争を題材にしたノンフィクション小説の映画ということで期待も高まっていましたが、製作は難航を極めていました。

その大きな原因は大物俳優たちの無茶なワガママに周りが振り回されていたせいでした。

そんな彼らに呆れた原作者は彼らを本当のジャングルに連れて行ってしまえと監督にアドバイスをします。

俳優たちに我慢の限界が来ていた監督はこのアドバイスに乗っかり、出演者たちをジャングルの奥地へと連れて行くことにしたのです。

そして俳優たちの緊張感を高めるために各地にカメラと爆薬を隠してセットしまくるのでした。

台本と地図を渡され放り出された出演者たちでしたが、タグはいい作品を作ろうと奮起します。

そして撮影はスタートします。と、その直後、監督が誤って地雷を踏み抜き爆死します。

ところがタグはこれも映画の演出だと思い込み、そのまま撮影の続行を決めて進んでいってしまいます。

すると突然、彼らを謎の銃撃が襲ってきます!

彼らを襲う謎の集団の正体とは?!

そして監督のいなくなってしまった「トロピック・サンダー」は一体どうなってしまうのか?!

トロピックサンダーの見所

この映画の見所はなんと言っても豪華出演者達によるキレキレのコメディのやりとりです。

映画内で映画を撮影するという作品なので映画内の役になりきってボケたり、

映画撮影時の裏側のときの素の俳優の姿でボケたりといろいろバリエーションもあって飽きません。

武装組織に襲われたことも映画の撮影と勘違いするタグたちのすっとぼけ具合も最高です。

役者人生を賭けたタグのはっちゃけ具合はこの映画のメインストーリーとなって支えています。

そしてそれを彩る周りの出演者たちのやりたい放題ぶりが最大の見所ですね(笑)

ジャック・ブラックはヤク中のコメディ俳優としてぶっ飛んでますし、ロバートダウニーJrは超大物オスカー俳優の役者を演じ、映画の中ではクソ真面目が過ぎてなんと黒人に整形してしまっているのです。

あと、なんと言ってもトム・クルーズ!

この映画を鑑賞した人で初見でトム・クルーズがあの役だと気づいた人は何人いるのでしょうか?(笑)

それくらい見た目も中身も想像を超えた役を演じています。

あと音楽も素晴らしいですね、ロックやヒップホップがどれも映画を盛り上げてくれています。

熱くなれるコメディ映画をお求めでしたらぜひこの映画をおすすめいたします!

ここからネタバレ注意!!

謎の集団の銃撃を受けたタグたちでしたが、これも撮影の一環だと思い、小道具の小銃や手榴弾で応戦します。

小道具なので当然偽物なのですが、何故かそれは爆発を起こし、襲撃者の撃退に成功します。

実は待機していたスタッフが銃撃を聞き、撮影の合図だと思い設置していた爆薬のスイッチをタイミング良く押していたのです。

しかし、スタッフと原作者は監督が連絡が取れなくなった原因を調べるために現場に向かってしまいます。

そこには爆破でバラバラになった監督の死体がありました。

そこにまたもや謎の集団が襲ってきます。

スタッフたちは謎の集団に拉致され、連れて行かれてしまうのでした。

ベテラン俳優のカーク(ロバートダウニーJr)はこれが撮影ではないと気づき始めていました。

撮影ではなく本物の武装組織に襲われていると主張するカークにタグはこれも演出だと真っ向から対立してしまいます。

出演者たちはタグと決裂し、タグは一人で撮影を続行しようと他の人達と別れて進んでいってしまうのでした。

タグと別れたカークたちはジャングルを脱出するために行動を始めるのでした。

カークたちはジャングルの出口を求めて右往左往し、すっかり遭難してしまいます。

そうして何日か経過した頃、カークたちは人工の建造物を発見するのでした。

何やら不穏な空気を感じたカークらが中を覗くと、なんとそこには武装組織に囚われ拷問を受けるタグがいたのでした。

武装組織の正体は「フレイミングドラゴン」という凶悪な犯罪集団でFBIからもマークされている組織だったのです。

タグをFBIと勘違いし拷問するフレイミングドラゴンたち。

タグはこれすらも映画の演出だとまだ思い込んでおり、台本が変わったのか?などとまだ言っているのでした。

組織のボス(なんと子供!)がタグを見ると、彼がFBIではなく俳優だと気づきます。

組織のボスは実はタグがかつて主演していた「シンプルジャック」という映画の大ファンだったのです。

組織のボスはタグに「シンプルジャック」のシーンの再現を無理やりやらせようとします。

コケた映画なのでやりたくないタグでしたが、無理やりやらせれ、笑いものにされてしまうのでした。

カークたちはタグの救出作戦を練ります。

変装し、建物に潜入したカークたちはピンチを切り抜けタグのもとへ向かいます。

するとそこにはタグ以外にも捕まった映画スタッフや原作者がいたのでした。

彼らを解放しようやくタグを見つけたカークたちですが、タグの様子がどこかおかしいのです。

どうやらタグは組織によって洗脳されてしまっていたようなのです。

自分の家はここだと言い張るタグ。

まわりでは大規模な戦闘が巻き起こっています。

爆破担当スタッフや出演者たちも必死で応戦します。

フレイミングドラゴンの追撃を振り切りヘリで脱出を図る出演者たちでしたが、

まだ洗脳の残っていたタグは息子ができたから一緒にここで暮らす!と言い出し戻っていってしまいます。

監禁されていたタグに優しくし、仲良くなった子供のもとに戻ったタグでしたが、その子に肩をぶっ刺されます。

するとタグはやっぱり帰る。とヘリに走って戻るのでした。

タグが大きな橋を渡るその時、爆破スタッフが設置していた大量の爆薬を起爆させます。

凄まじい爆発に巻き込まれたタグ。あわや死んだか?と思われましたがどっこい生きていました。

ほうほうの体でヘリに乗り込んだ彼らでしたが、組織のボスがロケット砲で彼らを撃墜しようとするのでした。

彼らはとっさに映画序盤から登場していた謎の機械・ティーヴォをヘリから投げます。

ロケット弾とティーヴォが見事にぶつかり大爆発。

彼らは無事に窮地を脱することができたのでした。

そして今までの映像はすべて映画製作に使われ、公開された映画「トロピック・サンダー」は超大ヒットを記録するのでした。

タグもオスカーを獲得し、トップ俳優に返り咲くのでした。

その様子をテレビで眺める映画プロデューサーのレスはご満悦。

レスのノリノリダンスで映画は幕を閉じるのでした。

トロピック・サンダー/史上最低の作戦の感想

プロデューサーのレスがトム・クルーズだってみなさんは気づくことができましたか?

私は最後のクレジットを見るまで全く気づきませんでした(笑)

出演者も武装組織側も勘違いしながら映画が進んでいくのが最高に笑えました。

死体を見ても素晴らしい特殊メイクだと褒めちぎったり、役に入り込んだ出演者たちを

歴戦の兵士たちだと敵が思い込んだりと話の緩急が素晴らしいです。

組織の拷問すら演出だと思えるタグは本物の俳優ですね。

クライマックスの激闘も爆発しまくりで爽快感抜群です。

ベン・スティラーやロバートダウニーJrが映画界の裏側を風刺したりするような言い合いも必見ですね。

そして最後のハゲたトム・クルーズのノリノリの謎ダンスは忘れられません(笑)

それではみなさんまたお会いしましょう。